神殿に参入したことがある人は,亡くなった人のためにバプテスマを受けた経験があるでしょう。
回復された福音の最もすばらしい真理の一つは,現世でも来世でも,すべての人が神の王国に加わる機会があるということです!
主は初期の聖徒たちに多くのことを啓示されたように,神殿のバプテスマについても少しずつ,一つずつ指示を与えられました。年表を見てみましょう。
- 1836年1月ジョセフ・スミスは示現の中で,兄のアルビンのように,現世で福音を知ることなく亡くなった人々も,日の栄えの王国に行く機会があることを告げられます。しかし,それがバプテスマとどう関係しているのかはっきりとは分かりません。1
- 1840年8月ある葬儀で,ジョセフは生きている聖徒が亡くなった先祖のために代理としてバプテスマを受けることができると教えます。多くの人が直ちに川や小川で代理のバプテスマを行い始めます。
- 1841年1月主はジョセフに,代理のバプテスマは神殿で行うべきだと告げ,聖徒たちが建設中だった新しい神殿にバプテスマフォントを設けるよう指示されました。2
- 1842年8月扶助協会の集会で,ジョセフは「死者のためにバプテスマを受ける人は皆,一人の記録者に立ち会ってもら〔わなければならない〕」と発表しました。ジョセフは翌月,証人と記録者の役割について説明する手紙を送りました。3
- 1845年。ジョセフが亡くなった後,女性の代理は女性のみが行い,男性の代理は男性のみが行うべきだと,ブリガム・ヤングは説明しました。
ブリガム・ヤングが聖なる儀式について詳しい情報を得たように,現在の預言者も同様です!例えば,2019年に大管長会はこのように発表しました。ふさわしいすべての会員が,男女を問わずバプテスマの証人になれるということです。
教会の方針におけるこのような継続的な変更は,主が福音を回復し,その管理を一歩一歩導き続けておられることの証拠となっています。なんとすばらしいことでしょう。
ジョセフが言ったように,天から聞こえる声は,何と栄えあることでしょう!4
注
- 教義と聖約137:5-9参照。
- 教義と聖約124:29-36参照。
- この手紙の一部は,上の画像に示されています。1842年9月7日付。
- 教義と聖約128:23参照。