一致という概念に焦点を当てた総大会の説教を思い出せますか。互いの違いを乗り越えて愛し合う必要性についての説教はどうでしょう。
青少年がまさにそれを実践しようとしているユニークな方法をいくつか紹介します。
安全ピンの友
これらの友人たちは異なる家庭環境や背景から来ていましたが,みな互いを大切に思い,友情を深めたいと考えていました。
そのうちの1人は特に家庭で困難な時期を過ごしていました。時々自分が消えてしまえたらいいのにと思っているけれど,ほかの人に裁かれるのが心配だからその気持ちを押し殺して笑顔でいると仲間に打ち明けました。
友人たちは,彼女に自分たちといて安全であること,彼女がいるおかげで世界はより良い場所になっていることを分かってほしいと思いました。それで,ある計画を思いつきました。安全ピンを身につけることにしたのです!
一人一人が毎日安全ピンを衣服につけることで,安心で,揺るぎない,頼り合える友情を築こうと決意していること,そしていつも仲良くしていたいと思っていることを互いに思い起こしました。
何年かが過ぎ,この若い女性はまだ「安全ピンの友」を覚えていて,彼らが自分を心にかけて安心感を与えてくれたことに感謝しています。1
愛のSOCKS
別のグループの若い女性たちは,親切であることを思い出すために,奇抜に飾った靴下を履いていました。英語では,「socks」という単語は「Sisters of Courage, Kindness, and Service」(勇気,親切,奉仕の姉妹たち)の頭文字を表しています。
ある日,彼女たちはステークの活動で友達を探しているように見える若い女性を見かけました。彼女たちは彼女を自分たちの列に座るよう誘いました―そして友情が生まれたのです!
この女性は最後には,自分でも奇抜な靴下を何足か作り,毎日特別に親切であることを思い出すためにそれらを履くようになりました。2
注
1.「あなたは安全ピンの友ですか」より抜粋
2.「S.O.C.K.S. Rock!」(英語)より抜粋