2003年度教会監査部報告
末日聖徒イエス・キリスト教会大管長会に対して提示
愛する大管長会の皆様。末日聖徒イエス・キリスト教会は,監査部を運営しています。この監査部は,教会のほかのあらゆる部門や運営組織から独立して業務を遂行しています。教会監査部の実務運営ディレクターは定期的に,大管長会に直接報告します。教会監査部の職員は,公認会計士,公認内部監査人,公認情報システム監査人,そのほかの資格ある専門家によって構成されています。
大管長会の指示の下に,教会監査部は世界全体にわたる教会のすべての部門,運営組織の監査を行う権限を保持しています。教会監査部には,献金と支出,教会資産の監査を行うために必要なあらゆるシステム,記録,職員,不動産の情報を入手する権利があります。監査作業は,財務と運営に関する専門的な監査基準にのっとって行われます。監査項目を選択する際の指針としておもに考慮されるのは,各部門が抱える危険要素です。
什分の一配分評議会は,教会基金の支出に対して責任を持っており,2003年度の教会基金の支出を承認しました。同評議会は,啓示によって規定されたとおり,大管長会,十二使徒定員会および管理監督会で構成されています。同評議会の指示の下,献金と支出,教会資産に対する責任は,各部門の運営責任者と教会の予算・財務部によって管理されています。運営,予算,財務をつかさどる責任者が管理する資金についてはすでに監査と報告を終えています。
監査の結果,教会監査部では,2003年度の受領した献金,基金の支出,および教会資産の運用は,すべての点で,承認された予算指針と定められた教会の方針と手続きに従って管理されているという見解に達しました。
教会とは別に運営されている,教会の関連組織が行う財政活動については,教会監査部は2003年度の監査を行っていません。これらの組織の財政と関連する照合書類は,独立した公認会計事務所から監査を受けています。これらの組織には,デゼレト・マネージメント・コーポレーションとその子会社,およびブリガム・ヤング大学など,教会運営の高等教育機関が含まれています。しかしながら,教会監査部は,これらの公認会計事務所が各組織の監査委員会に対して監査結果の報告を適切に行ったことを確認しました。