フェインガは木彫職人として,妻,3人の子供,そしてほかに養育している子供3人の生活を支えています。楽なことばかりではありませんが,神を第一とすることで,生活に不自由することはありませんでした。
妻アナウと結婚したばかりのころ,わたしは小物を彫っては市場に持って行き,売っていました。お金になる日もありましたし,何も売れない日もありました。
とある男性がハワイから帰国したそうです。ハワイにいた間,ニュージーランドから来たマオリの人たちに木彫りを教わったということでした。会ってみると,彼は「わたしは先生ではないよ。単なる木彫職人さ。でも,カリア(トンガのカヌー)を作るのを手伝いたいのなら,ついてくるといい」と言いました。木彫りについて多くのことを彼から学びました。
わたしは祝福師の祝福で,手を使って働くとき神が祝福してくださることや,才能を使って人々を助けるだろうということが約束されています。約束は成就しつつあります。
わたしは,トンガを代表して彫刻祭や芸術祭に参加するために,オーストラリア,ニュージーランド,グアム,日本,アメリカ合衆国を旅しました。
木彫職人として家族を養ってくることができました。妻とわたしには子供が3人いて,ほかに3人を世話しています。子供たちを助けるためにできることをしています。福音がもたらす幸福を子供たちに見せる努力をしています。
豚,牛,鶏を飼っています。バナナやパンノキもあります。キャッサバやヤムを育て,人々に分けています。
わたしたちは多くの形で祝福されています。親族はわたしたちを裕福だと思っているようですが,そうではありません。ただ,神を第一とすることで,必要なものはすべて手に入ります。
戒めを守り,教会に行き,家庭の夕べを行い,モルモン書を読み,家族で祈り,什分の一を納めています。それによって,わたしたち家族は祝福を頂いているのです。