聞きたくなかった勧告
匿名
ブラジル,ポルトアレグレ
夫とわたしが起業した後,最初の3年間は困難に満ちていました。利益を出すことができず,負債が膨らみました。懸命に働きましたが,想定外の問題により人生でいちばん困難な時期となりました。
おまけにクリスマスの翌日に義理の母が亡くなり,その1週間後の大みそかにわたしは具合が非常に悪くなりました。当時,わたしたちにはお金がなく,車もなく,最悪なことに健康保険もありませんでした。
そうしているうちに,わたしは少なくとも5年は経過した侵襲性の強いがんにかかっていると診断されました。病状は深刻で一刻も早く手術を受けなければなりませんでした。わたしには時間的な猶予がないうえに,必要な高額の治療を受けるお金もありませんでした。
夫とわたしはビショップに会い,援助を求めました。これは文字どおり命にかかわる問題だと説明しました。ビショップは心配してくれましたが,別の方法が見つかるかもしれないので援助をもう少し待つようにという促しを感じたと言いました。わたしたちの信仰が十分であれば,主によってわたしが必要とする助けを受けるための道が用意されると言いました。
初め,わたしはビショップの対応に怒りと憤りを感じました。ビショップと主はわたしを見捨てたのだと感じました。しかし,わたしには福音の証があり,ビショップが神から召されていると信じていました。悲しんでいたにもかかわらず,わたしが引き続きビショップを愛し,尊敬し,支持するのを助けてくださるよう天の御父に祈りました。そのように祈ると,わたしは慰めを受け,何らかの方法で主が助けてくださると感じました。
夫とわたしは信仰をもって前に進み,お金がないにもかかわらず,必要な検査を受け,手術の日程を決めました。手術の前日,わたしたちは良い値段で事業を売却し,そのおかげで医療費を全額支払うことができました。
ビショップが援助を躊躇した理由がようやく明らかになりました。彼はわたしが貴重な霊的経験をできるよう,霊感に従って行動していたのです。この経験により,思うようにいかず,前に進むのが怖いときでも救い主を信頼することを学びました。わたしがビショップから聞きたくなかった勧告に感謝しています。神が奇跡の神であられ,今ではもう,わたしたちを決してお見捨てにならないことを知っています。