2019
主は最高のわたしになるよう望んでおられる
2019年2月


主は最高のわたしになるよう望んでおられる

「天のお父さまの愛」(『子供の歌集』16,17)

主は最高のわたしになるよう望んでおられる

子供のころ,わたしはお父さんがすることをいっしょにやるのが好きでした。お父さんの仕事は医者でした。よくお父さんと一緒に病院に行って,お父さんが患者さんを助けているのを見ました。お父さんを見ていて,わたしも医者になりたいと思いました。

ある日,お父さんと一緒に病院に入っていくと,別の医者が出てきました。わたしを見ると,お父さんにこうたずねました。「息子さんかい?」そうだ,とお父さんは答えました。その医者はかがんでわたしを見ると,「大きくなったら何になりたいの?」とたずねました。

わたしは,「お父さんみたいな医者になりたい」と言いました。するとその人は,「お父さんみたいないい医者になれるといいね」と言いました。ところがお父さんは,「いいえ,わたしよりもいい医者になってもらいたいです」と言いました。

それを聞いて,お父さんはほんとうにわたしを愛してくれているのだと分かりました。お父さんは,最高のわたしになってほしいと思っていました。

何年もたってからそのときのことを考えました。つまと一緒に宣教師のレッスンを受けていたときのことです。宣教師は,「あなたは神のようになれると信じていますか」とたずねました。考えたことがありませんでした。でも,「天の御父がほんとうに自分のお父様なら,父がそうであったように,わたしが最高の自分になることを望まれるだろう。天の御父のようになってほしいと望まれるだろう」と思いました。そこで宣教師に「はい,天の御父のようになれると信じています」と言いました。

答えたとたん,自分が言ったことが真実だと分かりました。

天の両親があなたをとても愛しておられることを知ってもらいたいです。天の両親は,最高のあなたになるよう望んでおられます。あなたは御二方のようになることができます。