わたしたちは,互いを必要としています
人生において,人にどう思われるかが不安で,自分の試練を必死で隠そうとしたことはありますか。わたしの家族にはそのような経験があります。兄が薬物依存と闘うのを見ながら,長年そのような苦労をしました。
16ページには,プロのカウンセラーによる,依存症に関する説明が掲載されています。依存症をどのように理解し,認識するか,依存症が家族にどのような影響を与えるか,あなたがどのように助けることができるかが説明されています。続いて,わたしの経験を話します。兄の依存症により,この10年間わたしがどのような影響を受け,変わったかを話します。
わたしたちは,自分の力で問題を克服し,完全な生活を送ることを望んでいますが,ほんとうは,問題を免れる人はいないため,互いを必要としています。わたしたちは「互いに重荷を負い合う」べきであり(モーサヤ18:8),わたしたちが受け入れさえすれば,救い主は,真心から重荷を負い合う方法を示してくださいます。すぐに判断するのではなく,その人を理解し,共感し,愛するよう努めることをわたしは願っています。そうすることにより,わたしたちはどのような状況にあっても,さらに平安と喜びを感じるでしょう。
チャケル・ワードレイ
教会機関誌