『わたしに従ってきなさい』
モーセ,エライアス,エリヤはなぜカートランド神殿に現れたのか
「わたしたちが神にお会いする用意をするとき,カートランド神殿で回復された神聖な鍵について振り返ることで,自分が神からどのような責任を委ねられているかを知ることができます。」1
—十二使徒定員会 クエンティン・L・クック長老
神権の鍵とは何か
神権の鍵とは,地上における神権の行使について指示を与え,治めるために神が神権指導者に与えられた権能です。2
大管長会のダリン・H・オークス管長は次のように教えています。「神権のすべての鍵は主イエス・キリストが保有しておられ,それはイエス・キリストの神権なのです。死すべき人間にどの鍵を委任するか,またそれらの鍵がどのように使われるかを決める御方は,イエス・キリストです。」3教会の大管長は,教会が機能するために必要なすべての神権の鍵を行使する権限を主から与えられています(教義と聖約132:7参照)。
神権の鍵と権能
1836年4月3日,主は旧約聖書の神権者であるモーセ,エライアス,エリヤをジョセフ・スミスとオリバー・カウドリのもとに遣わし,彼らに次のことを委ねました。
モーセ
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イスラエルの民をエジプトでの奴隷の状態から導き出した。
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イスラエルの集合の鍵
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「地の四方からのイスラエルの集合」(教義と聖約110:11)
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「集合について話すとき,わたしたちは次の基本的な真理について述べています。すなわち,幕の両側にいるすべての天の御父の子供たちは,回復されたイエス・キリストの福音のメッセージを聞くに値します。」4—ラッセル・M・ネルソン大管長
エライアス
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「アブラハムの時代にいたと思われる」5
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アブラハムの福音の神権時代
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「わたしたちと子孫によってわたしたちの後の時代のすべての者が祝福を受けるであろう」(教義と聖約110:12)
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「こうして〔アブラハムの聖約〕が新たにされたことにより,わたしたちはいにしえの時代と同じように,聖なる神権と永遠の福音を受けました。わたしたちは完全な福音を受け,神権の祝福を享受し,神の最も偉大な祝福である永遠の命にふさわしくなる特権を頂いています。」6—ラッセル・M・ネルソン大管長
エリヤ
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紀元前900年ころの北イスラエル王国の預言者
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結び固めの力の鍵
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「先祖の心を子孫に,子孫の心を先祖に向けさせ」(教義と聖約110:15)
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「旧約の預言者エリヤによって回復された結び固めの鍵は,聖なる神殿で行われる儀式を可能にしました。これらの神殿で執り行われる儀式により,個人と家族が天の両親のみもとに戻ることができるのです。」7—十二使徒定員会 ゲーリー・E・スティーブンソン長老