「仕事へと導かれる」『リアホナ』2023年10月号
末日聖徒の声
仕事へと導かれる
仕事は見つかりませんでしたが,自立するための努力に対して主が祝福してくださると確信していました。
大学の最後の学期,わたしは自分の学んでいる分野である教育関係の仕事を探し始めるべきだと感じました。わたしは小学校の教師としてパートタイムで働くつもりでした。それまでに,わたしの子供たちはすでに成長していました。
社会に出る備えとして,わたしは仕事を探す助けを得ようと,教会の自立コースの一つに登録しました。1最初のクラスに行くと,わたしが唯一の生徒でした。教師は人々に奉仕したいという強い思いを持っている,アメリカ人のアクセントで話す紳士でした。レッスンの中で,彼はわたしが主を信じる信仰を育み,信仰をもって行動するための助けとなる福音の原則を説明してくれました。
サンパウロにある教会の自立センターに行くのに2時間かかりましたが,わたしは毎週時間どおりにクラスに出ました。自分にとって大切なことだったので,コースに真剣に取り組みました。
しかし,コースが終わっても,教職の仕事を見つけることができませんでした。それでも,わたしはコースの教師に,わたしは主が祝福してくださると確信しており,仕事を見つけるのにそんなに時間はかからないだろうと言いました。学校の教師の職を得るために受ける必要のある試験に向けて勉強し,起業する方法についての自立コースに参加し始めました。2
試験を受けた直後,わたしはステークの自立クラスに急ぎました。わたしは自分の学習と自立コースのおかげで,試験に対してどれほど備えができていると感じられたかを,その場にいたすべての人に話しました。
そしてついに,望む仕事に就くことができました。わたしは計り知れない幸福を感じ,主に什分の一と献金を納められることに感謝しました。二つ目の自立コースに参加していたとき,イングリッシュコネクト2を受講し,大学院で学び始めるよう御霊の促しを受けました。3
人生の中でそのような重要な決断を下す際に主からこの導きを受けたことによって,大きな祝福を頂いたと感じました。主は約束を守り,わたしたちが主の戒めを守るならば,わたしたちを物質的にも霊的にも祝福し,わたしたちが栄えるために必要なものを授けてくださると知っています(モーサヤ2:41参照)。