会長会のための支援
手段-どのように


「手段-どのように」,『アロン神権定員会キャンプガイド』(2019)

「手段-どのように」,『アロン神権定員会キャンプガイド』

神殿から出てきた若い男性たち

手段-どのように

ともに評議する

定員会指導者とアドバイザーはともに評議することによって聖霊からの霊感を招くなら,若い男性とその家族の必要をキャンプによって満たす方法を見けられるでしょう。定員会指導者と定員会アドバイザーがともに協議するなら,霊感を招く環境をどう作ればいいのか分かります。

以下のような場合に,もっとも効果的な評議ができます。

  • 神権の鍵が尊重されている。定員会アドバイザーは,定員会会長会に先導させるべきである。定員会会長として会長会の鍵を授かっているので,定員会のために啓示を受ける権能があることを,アドバイザーが定員会会長会に教えるべきである。

  • 全員参加することが優先事項である。全員が霊感を求め,各自の考えが尊重されるとき,最もよく霊感を受けることができる。成人のアドバイザーが注意深く耳を傾け,意見やアイデアを分かち合うように青少年を励ますことにより,活発な話し合いができるようにする。自分の意見が尊重されるなら,その結果について責任を持って行動するようになる。(教義と聖約88:122;General Handbook: Serving in The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints(『総合手引き:末日聖徒イエスキリスト教会での奉仕』),4.2.5,ChurchofJesusChrist.org参照)

ともに評議するとき,キャンプの具体的な目標と,キャンプがどのように若い男性一人一人に役立つかを明らかにしてください。それらの目標を達成するのに役立つ活動の種類や,御霊を招く環境作りをどのようにするかについて評議してください。

ともに評議する人々

個人の必要と地元で活用できるリソースを特定する

定員会指導者やアドバイザーが若い男性各人の必要や関心,家庭環境に配慮すると,定員会の一致は深まります。 「特技と興味に関する調査」 を使うと,必要,関心,方法を見つけることができます。この調査票はChurchofJesusChrist.orgをご覧ください。

ワード評議会やワードの青少年の評議会も,若い男性とその家族の必要や関心を見いだすのに役立ちます。ワード評議会では姉妹たち,特に若い男性の母親たちには,格別の注意を払ってください。 (General Handbook(『総合手引き』),7.5.2参照)。

地元のリソースを活用する

利用できる地元のリソースの一覧があれば,定員会指導者がキャンプでの活動を計画するのに役立ちます。次のような表を作ることもできます:

  • 地域で特殊な技術,才能,仕事の経験,あるいは若い男性が直面するチャレンジに対して具体的な見識などを持つ成人。

  • キャンプ装備,釣り具,スポーツ用具,キャンプ用具,カヌー,ボートなど,教会が所有するか,地域の会員またはそのほかの人が青少年に快く使わせてくれる用具類。

  • 国立や県立の公園,水上スポーツ施設,キャンプ場といった近くにある施設。

  • 可能な地域であれば,緊急時に援助できる医療訓練を受けた人々。

ステークの指導者は,ステークのすべての青少年にさらに多くの利用手段を提供するために,ステークレベルのリストの作成を考えてもよいでしょう。

キャンプ場

計画と予定表

計画

アロン神権定員会キャンプをどこで行うかは,皆さんの地域と必要に応じて決めます。通常,キャンプは,家から離れた安全な屋外で行います。キャンプは,若い行う男性が御霊を感じ,証を分かち合い,技術を学び,楽しく過ごすことのできる静かな場所で行うべきです。宿泊を伴うキャンプが難しい地域や禁止されている地域では,代わりにデイキャンプを計画するとよいでしょう。デイキャンプは,若い男性の家の近辺で行うことができます。

また,年間を通じていつでも計画することができます。天候,季節,および若い男性が体験したいと思うようなキャンプのタイプを,必ず考慮してください。事情が許せば,若い男性は毎年1回複数日にわたるキャンプを行うべきです(General Handbook(『総合手引き』),10.2.1.3参照)。一般にキャンプは5日以内で,安息日に開催するべきではなく,通常,月曜日には開催しません。

さらに,環境が整えば,3日から6日間にわたる宿泊を伴う活動が奨励されています(General Handbook(『総合手引き』),20.6.12参照)。宿泊を伴うキャンプについては,地元の法令にすべて従ってください。

日記を書いている手

予定表

意義ある目標や目的を達成するための体験を計画するには,十分な時間が必要です。年次でキャンプを計画するなら,指導者たちが青少年を支え,家族に知らせたり参加してもらったりする時間が取れるので,キャンプの質が向上します。前もって計画することで,物理的な準備を整え,キャンプ技術を習得し,教会の指針に従って必要な資金を作る時間が取れます。

カヌーを楽しむ若い男性

キャンプを計画するときの大切な要素

  1. 祈り,ともに評議する

  2. 年間計画を立てる。

  3. キャンプの具体的な目標を設定する。

  4. 霊的な経験ができる環境づくりを計画する。

  5. 定員会の一致を築く計画を立てる。

  6. 利用できるリソースのリストを作成する。

  7. 青少年が割当てを果たせるように助言する。

  8. 指導技術を訓練する。

  9. 奉仕する

  10. 身体の不自由な人も参加できるようにする。

  11. 安全を確保する。