目的－なぜ

信仰を築き，改心を深める

霊的な経験は強制することができません。しかしキャンプは日常の気をそらす事柄から離れた環境を生み出すことができます。そこでは若い男性が御霊を感じ，キリストを信じる信仰増し，主に従う決意をすることが容易になります。

若い男性がイエス・キリストの福音にさらに完全に改心するのに役立つ会話や状況が生まれるような活動を計画してください。アドバイザーは個人的な体験を分かち合い，真理について証をするときに，若い男性が御霊を認識するのを助けることができます。若い男性たちが独りで静かに考え，瞑想し，日記をつける時間を持てるようにしてあげてください。それが，御霊が教え，導き，慰めを与えてくれる時間となることがよくあります。若い男性が霊的な経験をしているときは，起きている事柄を彼らが認識できるように，どう助けるか考えてください。

たった一人の若い男性の信仰が増し，改心が深まっただけでも，そのキャンプは成功であったと言えることを忘れないでください。主は一人ずつ恵みを施され，どのキャンプもただ一人を助けるために用意されたとも言えます。

兄弟愛と定員会の一致を育む

キャンプは兄弟愛と定員会の一致を築く機会を提供してくれます。一緒に奉仕する人々が互いに愛と信頼を感じていれば，主の業は前進します。

キャンプ活動の計画に当たっては，若い男性が一緒に働き，難しい仕事をグループで克服し，友情を促進し，互いに対する忠誠心を育むことができる方法を探してください。アドバイザーは青少年の指導者たちに，どの活動においても，一致を最優先するように励ますことができます。

技能，レジリエンス，および責任感を育む

技能

批判的思考技術を伸ばし，レジリエンスを鍛え，個人の責任感を高める活動を計画してください。人とのコミュニケーション，住宅や自動車の修理一般，応急処置，料理などの技術が学べる活動を検討してください。若い男性は将来に備えて，役立つ技術を身に付ける必要があります。

現実の環境の中で新しい技能を学び，訓練する機会を与えることによって，若い男性が自信を育てるのに役立つ方法を探してください。新たな技術を伸ばすために努めるとき，練習し，相当な努力をしなくては，新しい技術を完全に身に付けるのはほとんどできないことを彼らに教えてください。

レジリエンス

レジリエンスとは，個人的な困難から立ち直り，変化に容易に適応する能力です。レジリエンスを強める体験を計画してください。若い男性は，啓示と努力と協力と想像力と知識と技能によって，自分の人生の結果に影響を与えることができるよう，自分自身を信じる必要があります。この態度があれば，自分ではどうしようもできないことをいつまでも考えているのではなく，自分にできることに集中します。

若い男性は身体的に困難な環境の中で協力して働くときに，自分とは異なった考えの人と働く柔軟さを身に付け，落ち込んでもそれを跳ね返す方法を学びます。彼らは人生の単純な喜びに感謝するようになります。また，人生の大きな苦難に出遭ってさえ，神の助けを得て前進することができる強い信仰を伸ばしています。

責任感

キャンプやそのほかの活動は，若い男性が実際の経験を通して責任を学ぶことのできる場です。若い男性は責任を受け入れて，務めを成し遂げるときに，成長します。

活動を計画するときに，アドバイザーは若い男性たちに委任できる責任を見つけるうえで助けることができます。また，定員会会長会が割り当てを委任し，フォローアップするときには，個人的に彼らを指導してください。フォローアップは，責任について教えるときは決定的に重要です。青少年の指導者が若い男性全員を輪の中に加える機会を探すのを，援助してください。若い男性に主導権を取らせてください。

難しい事柄を達成するときに，個人の責任について学びます。戸外での体験は，若い男性が難しい事柄に取り組む絶好の機会です。定員会指導者と定員会アドバイザーは，彼らが任された仕事を行う際，励ましを与え，愛を示し，熱意を注ぐことにより，若い男性が自分たちにできると思っている事柄以上のことを達成できるように助けてください。困難を取り除くのではなく，彼らが成功できるように助けてください。新しい責任において彼らを支えて，成長できるように助けてください。