1ニーファイ11－15章

概要

ニーファイは天の使者たちと話しているとき，世の救い主についての示現を見て，神の愛という最も喜びをもたらすものについて，自分自身の理解を得ました。やがて起こる背教と自分の民の滅亡を示現で示された後，ニーファイは大きな忌まわしい教会が聖書の教えを腐敗させ，神の聖徒と戦うのを見ました。しかし，ニーファイはまた，福音が回復され，救い主の教えと聖約を受け入れるすべての人々に祝福が与えられるのを見ました。ニーファイは回復の出来事が起こるずっと前にそれを見ており，回復において自分の記録が果たす重要な役割を理解していました。

教えるための備え

以下の情報は，各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

1ニーファイ11章

この課の目的：この課では，生徒が天の御父とイエス・キリストの愛を感じられるよう助けます。

• 生徒の準備：生徒に，神が自分への愛を示してくださる方法の一つを示すものを，クラスに持ってきてもらいます。

• 画像：イエス・キリストの生涯と教導の業を描いた様々な画像

• オンラインレッスンに関する提案：生徒が1ニーファイ11：26－33を調べている間，これらの節で言及されている救い主の生涯に起きた出来事の画像を表示します。神が御自身を低くされることをそれぞれの出来事がどのように示しているかを，生徒に分かち合ってもらいます。

1ニーファイ13－14章

この課の目的：この課の目的は，生徒が聖約の大切さを理解し，聖約を交わし，それを守りたいという望みを強くすることです。

• 生徒の準備：生徒が過去500年間で最も重要だったと思う幾つかの出来事を，クラスで発表する準備をしてきてもらうとよいでしょう。

• 表示するコンテンツ：1ニーファイ13－14章についてのクイズ（ホワイトボードに表示またはコピーする）

• オンラインレッスンに関する提案：生徒がモバイル端末やブラウザでクイズにアクセスできるよう，クイズアプリを利用してクイズを作成し，共有するとよいでしょう。生徒にはレッスンの冒頭にクイズに答えてもらいます。

1ニーファイ13：20－42

この課の目的：この課は，モルモン書やそのほかの啓示された聖文が，救い主の福音の分かりやすくて貴い真理を回復するのにどのように役立つかを生徒が理解する助けとなります。

• 生徒の準備：生徒に，個人の聖文研究で最近学んだことを分かち合えるよう準備してきてもらうとよいでしょう。

• 実物：自転車または自転車の画像

• 表示するコンテンツ：分かりやすくて貴い真理に関連するテーマや聖文のリスト（ホワイトボードに表示またはコピーする）

• オンラインレッスンに関する提案：生徒をブレイクアウトルームに分け，各グループに分かりやすくて貴い真理に関するテーマを一つずつ割り当てるとよいでしょう。生徒には，自分のグループのテーマに対応する聖句について話し合ったうえで，発表者を一人選んでもらいます。再びクラスを一つに戻し，グループで話し合ったことをそれぞれの代表者から発表してもらいます。

学習評価1

この課の目的：この課では，モルモン書の研究を通して自分が設定した目標に今までのところどれだけ近づけたか，どう成長したかを自己評価してもらいます。

• 生徒の準備：これまでにモルモン書から学んだことで，イエス・キリストに近づくうえで助けとなったことを，クラスで発表できるよう生徒に準備してきてもらいます。

• 表示する内容：レッスン冒頭に聖文研究の自己評価

• オンラインレッスンに関する提案：「活動3：ソーシャルメディアへの投稿」では，生徒がこれまでにモルモン書から学んだことを発表する機会を作るとよいでしょう。また，モルモン書を研究することによってイエス・キリストに近づいたという，個人的な証を述べるのもよいでしょう。

マスター教義の復習1

この課の目的：この課の目的は，モルモン書の最初の12個のマスター教義聖句の場所と重要語句を覚え，印をつけ，暗記する練習をすることです。

• 注意：この復習の課の代わりに，マスター教義聖句の課を教えることが必要となる場合もあります。地域や地区のディレクターやコーディネーターが提供する学習進度スケジュールを参照して，必ずセミナリー開講中にマスター教義聖句の課をすべて教えられるようにしてください。

• 生徒の準備：生徒には，モルモン書のマスター教義聖句の最初の12個について，聖句の場所と重要語句を復習してもらいます。これらの節は，『マスター教義に関する基本文書』（2022年）または「マスター教義」アプリで見つけることができます。

• 表示するコンテンツ：最初の12個のマスター教義聖句を示す表

• オンラインレッスンに関する提案：ブレイクアウトルームを活用して，生徒が聖句を見つけて重要語句を暗記しながら互いに知り合えるようにしてもよいでしょう。