「モルモン書マスター教義の復習1：印をつけ暗記する」『モルモン書 教師用手引き』（2024）
「モルモン書マスター教義の復習1：印をつけ暗記する」『モルモン書 教師用手引き』
モルモン書マスター教義の復習1
印をつけ暗記する
マスター教義の目的の一つは，マスター教義聖句の場所と重要語句を暗記することです。この課の目的は，モルモン書の最初の12のマスター教義聖句の場所と重要語句を見つけ，印をつけ，暗記する練習をすることです。
マスター教義聖句に印をつける。聖句に印をつけることは，生徒がこれらを覚えやすくしたり，見つけやすくしたりするのに役立ちます。マスター教義聖句にはほかのものと違うやり方で印をつけるようにしてもらうとよいでしょう。
生徒の準備：生徒に，モルモン書の最初の12のマスター教義聖句について，聖句の場所と重要語句を復習してもらいます。これらの聖句は，『マスター教義に関する基本文書』（2023年）または「マスター教義」アプリで見つけることができます。
学習活動案
この復習の課の代わりに，マスター教義聖句の課を教えることが必要となる場合もあります。地域や地区のディレクターやコーディネーターが提供する学習進度スケジュールを参照して，必ずセミナリー開講中にマスター教義聖句の課をすべて教えられるようにしてください。
聖句の場所と重要語句
-
マスター教義聖句の場所と重要語句を覚えておくと，なぜ役に立つのでしょうか。
この最初の12のマスター教義聖句の場所と重要語句を学習する助けとして，学習帳に以下の表を書き写すとよいかもしれません。または，「マスター教義」アプリをモバイル機器にダウンロードした後，アプリ内の活動を活用して，暗記に役立ててもよいでしょう。
以下の表を表示するか，資料としてコピーを配付します。
最初の12のマスター教義聖句とその重要語句
『モルモン書 教師用手引き』（2024年）
|
聖句の場所 |
重要語句 |
|---|---|
聖句の場所 | 重要語句 「わたしは行って，主が命じられたことを行います。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「アダムが堕落したのは人が存在するためであり，人が存在するのは喜びを得るためである。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「そして人は，……自由と永遠の命を選ぶことも，あるいは……束縛と死を選ぶことも自由である。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「すべての人が神にとって等しい存在なのである。」 |
聖句の場所 | 重要語句 神は「ここにも少し，そこにも少しと，教えに教え，訓戒に訓戒を加えて，それを人の子らに与え〔られる〕。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「キリストの言葉をよく味わ〔いなさい〕。見よ，キリストの言葉はあなたがたがなすべきことをすべて告げるからである。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「あなたがたは……常に祈らなければならない。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「あなたがたが同胞のために務めるのは，とりもなおさず，あなたがたの神のために務めるのである……。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「神の戒めを守る者〔は〕，すべてのことについて祝福を受ける。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「主なるキリストの贖罪により，生まれながらの人を捨てて聖徒となり〔なさい〕。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「神を信じなさい。……神はすべての知恵を備え……ておられることを信じなさい。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「聖約を主と交わした証拠として，主の御名によってバプテスマを受け」なさい。 |
クラスの規模に応じて，12のマスター教義聖句から各生徒に一つ以上を割り当てるとよいでしょう。必要に応じて，同じ聖句を複数の生徒に割り当ててもかまいません。
生徒は教室内を移動して，自分とは別のマスター教義聖句を担当するクラスメートと次のことを行います（ホワイトボードに書くとよいでしょう）：
-
お互いのことを知るための質問をする。（例：「趣味は何ですか。」「あなたがいつも行く好きな場所はどこですか。」）
-
助け合いながら，それぞれが担当するマスター教義聖句の場所と重要語句を見つけて印をつける。
-
重要語句に含まれる真理を知ることで，自分の生活がどのように祝福されるかを分かち合う。
-
聖句の場所と重要語句を暗記するようにする。
生徒には，数分ごとにパートナーを交代してもらいます。生徒全員が12個のマスター教義聖句を見つけて印をつけ終わるまで，パートナーの交代を続けます。