「4月22-28日:『神とすべての人に対する愛で満たされる』モーサヤ1-3章」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:モルモン書 2024年』
「4月22-28日モーサヤ1-3章」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2024年』
4月22-28日:「神とすべての人に対する愛で満たされる」
モーサヤ1-3章
王という言葉を聞くと,王冠や召し使い,王座が思い浮かぶかもしれません。モーサヤ1-3章には,それとは異なるタイプの王が出てきます。民の労働に頼って生活するのではなく,ベニヤミン王は「自分の手を使って働〔き〕」(モーサヤ2:14)ました。だれかに仕えてもらうのではなく,「主から授かった勢力と思いと力を尽くして」(モーサヤ2:11)民に仕えました。この王は民から賛美されることを望まず,民に天の王であられるイエス・キリストを礼拝するように教えました。ベニヤミン王は,「全能の主が」(モーサヤ3:5)統治しておられることと,その御方が「天から人の子らの中に降って来て,……人々の中に出て行って……,人の子らがその御名を信じる信仰を持ちさえすれば,救いが与えられるようにされる」(モーサヤ3:5,9)ことを理解していました。
家庭と教会で学ぶためのアイデア
「〔聖文〕を努めて丁寧に調べる」
これらの節で,神聖な記録がベニヤミン王の民にどのような祝福をもたらしたかに注目してください。聖文を持っていることで,あなたの生活はどのようにより良いものとなっているでしょうか。
わたしは人に奉仕するとき,神にも仕えている
もしあなたがベニヤミン王に,なぜ「勢力と思いと力を尽くして」(モーサヤ2:11)仕えたのか尋ねたとしたら,王は何と答えると思いますか。モーサヤ2:10-26を読みながら,このことについて深く考えてください。ベニヤミン王の教えの中で,ほかの人々にもっと意義深い方法で仕えるようあなたを促してくれるものはどれですか。例えば,人に奉仕するときには神に仕えていることにもなると知っていることは,あなたにとってどのような意味を持つでしょうか(モーサヤ2:17参照)。今週,だれかに奉仕する方法について霊感を求めてください。
人に奉仕するべきだと分かっていても,困難に直面することがあります。モーサヤ2:10-26を研究するもう一つの方法として,ベニヤミン王が教えている事柄で,奉仕を妨げかねない困難に打ち勝つのを助けてくれる真理のリストを作るとよいでしょう。ベニヤミン王が教えていることが真実であることを,あなたはどのような経験から学びましたか。
ジョイ・D・ジョーンズ会長は,人々に仕えることに対する彼女の見方を変えた力強い経験を分かち合っています。「主のために」(『リアホナ』2018年11月号,50-52)でその経験について読み,あなたが人々に仕える機会について考えてください。幾つかをリストにして,ジョーンズ会長のメッセージとモーサヤ2:17が,これらの機会に対するあなたの取り組み方にどのような影響を及ぼすか深く考えるとよいでしょう。「悩める旅人」(『賛美歌』15番)などの賛美歌や,「靴屋のマルチン」(福音ライブラリー)のようなビデオから,さらに理解を得られるかもしれません。
マタイ25:40;「ベニヤミン王,神に仕えることについて教えを説く」(ビデオ)福音ライブラリー;JustServe.org;「福音トピックス」「奉仕」の項,福音ライブラリーも参照してください。
幸福は神の戒めを守ることからもたらされる
神への従順からもたらされる幸福を,あなたならどのように表現しますか。モーサヤ2:38-41の中に,あなたが主の戒めを守る理由を説明するのに役立つ言葉はあるでしょうか。
わたしはイエス・キリストの贖罪により聖徒となることができる
ベニヤミン王は,すべての預言者と同様,イエス・キリストについて証しました。そうすることで,民が「自分たちの罪の赦しを受け,また非常に大きな喜びを味わえるように」(モーサヤ3:13)するためです。モーサヤ3:1-20に書かれている,ベニヤミン王の救い主についての証を読みながら,以下の質問について深く考えましょう。
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救い主とその使命について,これらの聖句から何が学べるだろうか。
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聖徒になるとはどういう意味かについて,モーサヤ3:18-19から何を学べるだろうか。
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わたしが罪を克服し,自分の性質を変え,もっと聖徒のようになれるよう,イエス・キリストはどのようにわたしを助けてくださってきただろうか。
「全能の主が……天から人の子らの中に降って来〔られる〕」
電気の力は,あなたに何をする能力を与えてくれますか。それがなければ,あなたの生活はどう変わるでしょうか。これらの質問は,救い主があなたの生活にもたらしてくださるさらに大きな力について深く考える助けとなるでしょう。
ベニヤミン王に現れた天使は,イエス・キリストを「全能の主」と呼んでいます。この称号は,イエス・キリストが一切の権威を持っておられることを意味しています。モーサヤ3:5-21から,救い主がその力をどのように使われるかについて,どのようなことが学べるでしょうか。あなたは自分の生活や周りの人々の生活の中で,救い主の力をどのように目にしてきましたか。主の力は,あなたが何を行い,どのような人になるのを可能にしてくれるでしょうか。それがなければ,あなたの生活はどう変わるでしょうか。
子供を教えるためのアイデア
わたしは人に奉仕するとき,神に仕えている
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今週の活動ページには,子供たちが作ることのできる簡単な冠があります。モーサヤ2-3章でベニヤミン王が民に教えたことをあなたが分かち合う間,子供たちに,順番に椅子や踏み台の上に立ち,ベニヤミン王のふりをしてもらうとよいかもしれません。ベニヤミン王の教えの概要を話すために,「だい12しょう:ベニヤミン王」(『モルモン書ものがたり』32-35)を分かち合うのもよいでしょう。
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モーサヤ2:17は,子供たちが学ぶのに良い聖句かもしれません。一度に少しの言葉ずつ,繰り返し言うのを助けるとよいでしょう。または,幾つかのキーワードを抜いてその節を書き,子供たちに抜けている言葉を見つけてもらうこともできるでしょう。その後,神がわたしたちに互いに仕え合うよう望んでおられる理由について,子供たちと話し合うとよいでしょう。
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モーサヤ2:11-18から,ベニヤミン王が人々に奉仕するために行ったことを子供たちが見つけるのを助けます。その後,子供たちに,家族に奉仕する方法を幾つか紙に書いてもらうとよいでしょう。その紙を袋や瓶などの容器に入れて,子供たちが毎日1枚ずつ選び,だれかのためにその奉仕を行えるようにします。
すべての祝福は天の御父から来る
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民に対するベニヤミン王の奉仕は,神に対する深い感謝の念に鼓舞されたものでした。子供たちが同じような気持ちを抱くよう,どのように鼓舞すればよいでしょうか。モーサヤ2:21を一緒に読み,天の御父がわたしたちに与えてくださっている祝福のリストを作り始めるとよいでしょう。その後,子供たちが考えつくそのほかの祝福をリストに加えるとよいでしょう。
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子供たちが天の御父の祝福に気づくのを助けるためにできるゲームを紹介します。子供たちに,感謝についての歌を歌ったり聞いたりしながら,救い主の絵を回してもらいます(『子供の歌集』の主題別索引の「感謝」の項参照)。定期的に歌や音楽を止めて,絵を手にしている人に,自分が感謝している祝福について話してもらいます。モーサヤ2:22-24によると,わたしたちは祝福に感謝していることをどのように示すことができるでしょうか。
イエス・キリストはわたしが主のようになるのを助けてくださる
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天使はイエス・キリストの生涯と務めについて,重要な真理をベニヤミン王に伝えました。子供と一緒に,モーサヤ3:5-10に記されている幾つかの出来事の絵を探すとよいでしょう(例として,『福音の視覚資料集』30,41,42,57,59番参照)。モーサヤ3:5-10を読み,聖句の中で,絵の一つに描かれているものが聞こえたら,子供たちに手を挙げてもらうとよいでしょう。
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子供たちはレシピを使って料理を作るのを手伝ったことがあるでしょうか。その経験について話し合い,モーサヤ3:19を使って,イエス・キリストのようになるための「レシピ」を考えてもらうとよいでしょう。イエスはわたしたちが主のようになれるよう,どのように助けてくださるでしょうか。