だい12しょう

ベニヤミン王おう

ベニヤミン王おうは，ニーファイ人じんの正ただしい王おうでした。ベニヤミン王おうは，正ただしい人ひとたちのたすけをえて，国中くにじゅうにへいわをもたらしました。

モルモンのことば1：17－18

ベニヤミン王おうは年としをとると，ゼラヘムラのたみに話はなしをしたいと思おもいました。おういをむすこのモーサヤにゆずることを話はなしておきたいと思おもったのです。

モーサヤ1：9－10

国中くにじゅうからたみのかぞくがやって来きて，しんでんの近ちかくにあつまりました。たみは，入いり口ぐちをしんでんの方ほうにむけててんまくをはりました。

モーサヤ2：1，5－6

ベニヤミン王おうは，たみによく聞きこえるようにとうの上うえに立たちました。

モーサヤ2：7

そして，つぎのように話はなしました。「わたしはひたすら自分じぶんの力ちからで自分じぶんをささえ，あなたがたのためにつとめてきた。神かみにつかえるには，たがいにたすけ合あうことである。」

モーサヤ2：14，17

「神かみのいましめをまもるように。ちゅうじつにいましめをまもるものはこうふくになり，いつか神かみとともにすめるのである」とベニヤミン王おうは言いいました。

モーサヤ2：41

「イエス・キリストは，やがてこの地上ちじょうにお生うまれになる。その母ははの名なはマリヤという。」

モーサヤ3：5，8

さらに王おうはこう言いいました。「イエスはきせきを行おこなわれる。びょうにんをいやし，しんだものを生いきかえらせ，目めのふじゆうな人ひとを見みえるように，耳みみの聞きこえない人ひとを聞きこえるようにされるであろう。」

モーサヤ3：5

「イエスはぜんじんるいのつみのためにくるしみをうけ，しなれるのでくいあらためてイエスをしんじるものは，つみをゆるされる。」

モーサヤ3：7，11－12

「あくにんたちはイエスをむちうって，じゅうじかにかける」と王おうはニーファイ人じんに言いいました。

モーサヤ3：9

「しかし，3日後かごにイエスはよみがえられる。」

モーサヤ3：10

ベニヤミン王おうの話はなしを聞きいて，ニーファイのたみは地ちにひれふしました。たみは自分じぶんたちのつみをかなしみ，くいあらためたいと思おもいました。

モーサヤ4：1－2

たみはイエス・キリストをしんじて，つみがゆるされるようにといのりました。

モーサヤ4：2

すると，せいれいが人ひとびとの心こころにくだられました。たみは神かみがそのつみをゆるしてくださり，自分じぶんたちをあいしてくださっていることを知しって，心こころがやすらかになり，よろこびにみたされました。

モーサヤ4：3

「神かみをしんじなさい。」ベニヤミン王おうは話はなしをつづけました。神かみがばんぶつをおつくりになったことと，ぜんちぜんのうのお方かたであられることを，たみに分わかってほしいと思おもったのです。

モーサヤ4：9

「へりくだって，毎日まいにちいのらなくてはならない。」ベニヤミン王おうはたみがつねに神かみをおぼえ，ちゅうじつであることをのぞんでいたのです。

モーサヤ4：10－11

ベニヤミン王おうは親おやたちに，子こどもたちがけんかをしたり，言いいあらそいをしたりしないようにと話はなしました。

モーサヤ4：14

子こどもたちには，じゅうじゅんであって，たがいにあいし，たすけ合あうことを教おしえるように言いいました。

モーサヤ4：15

また，自分じぶんの思おもいと，ことばと，行おこないに気きをつけるようにとも教おしえました。「しょうがい，ちゅうじつに神かみのいましめをまもらなければならない。」

モーサヤ4：30

ベニヤミン王おうがいじょうのことばをしんじるかと，たみに聞きくとたみは言いいました。「わたしたちは王おうのことばをしんじています。わたしたちはせいれいによってかわりました。もうわるいことはしたくありません。」

モーサヤ5：1－2

そして，神かみのいましめをまもることをやくそくしました。ベニヤミン王おうはたいへんよろこびました。

モーサヤ5：5－6

ベニヤミン王おうはむすこのモーサヤを新あたらしい王おうとし，それから3年後ねんごになくなりました。

モーサヤ6：3，5

父ちちのベニヤミン王おうと同おなじように，モーサヤも正ただしい王おうでした。モーサヤはよくはたらき，たみのためにつとめました。

モーサヤ6：6－7