だい47しょう：でしたちをしゅくふくされるイエス

ある日ひ，でしたちがあつまって，だんじきし，いのっていると，イエス・キリストがみすがたをあらわされました。

でしたちは，教会きょうかいにどんな名前なまえをつけたらよいか，たずねました。するとイエスは，「わたしの教会きょうかいなのだから，わたしの名なでよびなさい」とおっしゃいました。

そして，でしたちにこうお話はなしになりました。「天父てんぷは，すべての人ひとにいのちをあたえるために，わたしをつかわされました。」

「くいあらためて，わたしの名なによってバプテスマをうけ，いましめをまもる人ひとはだれでも，天父てんぷの前まえでつみのないものとされます。」

「わたしがした行おこないを，あなたがたもしなさい。」すくいぬしはでしたちに，もはんをしめされたのです。

イエスは，こうもおっしゃいました。「人ひとびとが知しるように，あなたがたは見みたこと，聞きいたことを書かきしるしなさい。」

それから一人一人ひとりひとりに，「わたしに何なにをねがうか」とお聞ききになりました。9人にんは一生いっしょうをおえたら，イエスとともにいたいとねがいました。

そこで，イエスは9人にんに「あなたがたは72才さいになったら，天国てんごくのわたしのもとに来くるでしょう」と言いわれました。

ほかの3人にんは，思おもい切きって言いえないでいましたが，イエスにはその思おもいが分わかっておられました。3人にんはイエスのさいりんまで，生いき長ながらえて，人ひとびとにふくいんをつたえたいと思おもっていたのです。

すくいぬしは，3人にんに言いわれました。「あなたがたはくるしみも，しをあじわうこともありません。わたしがもどって来くるまで，ふくいんをつたえるでしょう。」

イエスは，とどまることになった3人にんをのぞいて，ほかのぜんいんにゆびでふれ，それからさって行いかれました。

3人にんのでしたちは，天てんに引ひき上あげられて，たくさんのすばらしいことを，見みたり聞きいたりしました。神かみについてのことをよくりかいできるようになりました。

3人にんの体からだは，しなないようにかえられました。

3人にんは地上ちじょうにもどって来くると，教おしえをとき，バプテスマをほどこしはじめました。

わるいニーファイ人じんたちは，3人にんをころそうとして，ろうやにとじこめたり，ふかいあなの中なかになげこんだりしました。けれども，3人にんは，神かみの力ちからによってすくわれました。

もえるろの中なかや，もうじゅうのあなの中なかになげこまれた時ときも，神かみの力ちからによってまもられました。

3人にんはニーファイ人じんに，イエス・キリストのふくいんをときつづけました。今いまも，ほかの人ひとびとにふくいんをのべつたえています。