だい23しょう 5:12いだいなしもべアンモン モーサヤの4人にんのむすこは,ゼラヘムラを出でて,レーマン人じんにふくいんを教おしえに行いきました。行いき先さきは,それぞれちがっていました。 アルマ17:12-13 アンモンはイシマエルの地ちへ行いきました。イシマエルにつくとすぐ,レーマン人じんはアンモンをしばって,ラモーナイ王おうの前まえにつれて行いきました。 アルマ17:20-21 アンモンがレーマン人じんの中なかでくらしたいと話はなすと,ラモーナイ王おうはたいへんよろこんで,アンモンのなわをといてくれました。 アルマ17:22-24 アンモンは「王おうのしもべになります」と言いいました。やがてアンモンは,王おうのかちくのむれの番ばんをするためにつかわされました。 アルマ17:25 ある日ひ,アンモンたちは,かちくのむれを水みずのあるところにつれて行いきました。すると,レーマン人じんのどろぼうがやって来きて,かちくのむれをおいちらして,ぬすもうとしました。 アルマ17:26-27;18:7 なかまのしもべたちはおそれました。前まえにもこのわるいレーマン人じんたちにかちくをうばわれて,ラモーナイ王おうにころされたしもべがいたからです。 アルマ17:28 アンモンは思おもいました。「今いまこそ神かみの力ちからを見みせ,レーマン人じんの心こころをとらえよう。そうすれば,レーマン人じんもわたしの言いうことを聞きくようになるだろう。」 アルマ17:29 アンモンはほかのしもべに言いいました。「むれをみな元もとどおりにあつめたら,ころされずにすむにちがいない。」 アルマ17:31 アンモンたちはいそいでかちくのむれをさがし,また水みずぎわにあつめました。 アルマ17:32 ところが,またあのレーマン人じんたちがやって来きたので,アンモンはなかまに言いいました。「わたしがかれらとたたかっている間あいだ,みんなはかちくを見みはっていてくれ。」 アルマ17:33 レーマン人じんのどろぼうたちは,アンモンをおそれませんでした。アンモンをかんたんにころせると思おもったのです。 アルマ17:35 しかし,アンモンには神かみの力ちからがやどっていました。アンモンは石いしをなげて,何人なんにんかをころしました。そのためどろぼうたちは,ひどくおこりました。 アルマ17:35-36 アンモンをうちころそうと,ぼうをふり上あげてかかって来きたものたちはみな,アンモンにうでを切きりおとされました。どろぼうたちはふるえ上あがって,にげて行いきました。 アルマ17:36-38 なかまのしもべたちは,切きりおとされたどろぼうたちのうでをラモーナイ王おうの前まえへもって行いき,アンモンの強つよさとかれのしたことを話はなしました。 アルマ17:39;18:1 それを聞きいて,アンモンのいだいな力ちからに王おうはたいそうおどろきました。王おうはアンモンに会あいたいと思おもう一方いっぽう,おそれるきもちもありました。アンモンのことをたいれいではないかと思おもったからです。 アルマ18:2-4,11 アンモンが王おうのもとへ行いくと,ラモーナイ王おうは何なんと言いってよいか分わからず,1時間じかん,何なにも言いいませんでした。 アルマ18:14 せいれいのたすけによって,アンモンは王おうの考かんがえていることが分わかりました。アンモンは自分じぶんがたいれいではなく,ただの人間にんげんであると話はなしました。 アルマ18:16-19 すると王おうは言いいました。「何なんの力ちからによっておまえはどろぼうたちをうちまかしたのか。なぜわたしの考かんがえていることが分わかったのか。それを教おしえてくれるなら,何なんでもほしいものをやる。」 アルマ18:20-21 アンモンが「わたしののぞみは,王おうがわたしのことばをしんじてくださることだけです」と言いうと,王おうは「よし,おまえの言いうことをみなしんじよう」と言いいました。 アルマ18:22-23 アンモンが,王おうは神かみをしんじますかとたずねると,王おうはたいれいはしんじると答こたえました。 アルマ18:24-27 そこでアンモンは,たいれいは神かみであること,神かみは地上ちじょうにあるすべてのものをおつくりになったこと,わたしたちの思おもいを知しっておられることを話はなしました。 アルマ18:28-32 「人ひとは,神かみのかたちにかたどってつくられました。わたしは,王おうやたみにふくいんを教おしえるために,神かみによってめされているのです。」 アルマ18:34-35 アンモンはせいぶんをつかって,ちきゅうのそうぞうやアダム,イエス・キリストについてラモーナイ王おうに教おしえました。 アルマ18:36,39 ラモーナイ王おうはアンモンのことばをしんじ,つみのゆるしをもとめていのりはじめました。そして,しんだように地ちにたおれてしまいました。 アルマ18:40-42 そこでしもべたちは,王おうをきさきのところへはこんで行いって,よこたえました。ところが,2日かたってもおきないので,みんなは王おうがしんだものと思おもい,はかにほうむろうとしました。 アルマ18:43;19:1 しかし,きさきは王おうがしんだとはしんじられませんでした。アンモンのいだいな力ちからを聞きいたきさきは,アンモンにたすけをもとめました。 アルマ19:2-5 アンモンは,神かみの力ちからがラモーナイ王おうに下くだったことを知しっていたので,王おうはしんだのではなく,明日あすになればおき上あがると言いいました。 アルマ19:6-8 きさきはひとばん中じゅう,王おうのそばについていました。つぎの日ひ,王おうはおき上あがって,イエス・キリストを見みたと言いいました。王おうもきさきも,せいれいにみたされました。 アルマ19:11-13 ラモーナイ王おうはたみに,神かみとイエス・キリストについて教おしえました。王おうはことばをしんじた人ひとびとは,つみをくいあらため,バプテスマをうけました。 アルマ19:31,35