「1月6-12日 1ニーファイ1-7章:『わたしは行って,……行います』」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:モルモン書 2020年』
「1月6-12日 1ニーファイ1-7章」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2020年』
1月6-12日
1ニーファイ1-7章
「わたしは行って……行います」
ニーファイは「神にかかわる事柄」について記録しました(1ニーファイ6:3)。ニーファイの記録を研究する際に,神にかかわる事柄について見つけたこと,特に御霊から受けた思いに注意を払ってください。
印象を書き留める
モルモン書は,実在した家族が現実の苦しみを経験する話から始まります。それは紀元前600年に起こったことですが,この話には,現代の家族にも聞き覚えのあるような内容が含まれています。この家族は悪がますますはびこる世の中で生活していましたが,彼らが主に従うのなら,安全な場所へ導かれることを主は約束されました。その道中では良いときもあれば,悪いときもありました。大きな祝福や奇跡も経験しましたが,同じくらい大きな口論や争いもありました。聖文の中で,福音に従って生活しようとしている家族についてこれだけ長く記述されることはめったにありません。父親は家族に信仰を呼び起こそうと悪戦苦闘し,息子たちは父親を信じるべきか考え,母親は子供の安全をひどく心配し,兄弟同士では嫉妬や争いに対処するときもあれば,お互いに赦し合ったりもします。全体的に見ると,不完全ではありながらも,この家族が示した信仰の模範に従うことによって,真の力を見いだすことができます。
個人の聖文研究のためのアイデア
聖文には大きな価値がある。
モルモン書の最初の6章には,神聖な書物や神聖な記録,神の言葉に関して多くの記述が含まれています。1ニーファイ1-6章を読むときに,神の言葉が「大きな価値のあるもの」(1ニーファイ5:21)である理由についてどのようなことを学びますか。これらの聖句は聖文についてどのようなことを教えていますか。読んだ中で,さらに固い決意をもって聖文を調べる気持ちにさせてくれるのはどのようなことでしょうか。
「家族の聖文研究と家庭の夕べのアイデア」も参照してください。
モルモン書はイエス・キリストについて証する。
イエスがキリストであられることをすべての人に確信させるためという,タイトルページに述べられた目的に忠実に,モルモン書はリーハイの救い主に関する驚くべき示現で始まります。リーハイが見た示現からイエス・キリストについて何が学べるでしょうか。あなたの人生における,救い主の「大いなる驚くべき」業にはどのようなものがありますか(1ニーファイ1:14)。
主を求め,信頼するときに,主はわたしの心を和らげることがおできになる。
レーマン,レムエル,そしてニーファイは皆同じ家族の中で育ち,同じような経験をしてきたのにもかかわらず,この章で彼らの父親が受けた神の導きに対する彼らの反応はかなり対照的でした。1ニーファイ2章を読みながら,なぜニーファイの心は和らげられたのにその兄たちの心はそうならなかったのか,探してみてください。また,聖霊を通してであれ,主の預言者を通してであれ,主の導きに対するあなた自身の反応についても考えてみてください。主の導きや助言に対してさらに喜んで受け入れられるように,主があなたの心を和らげてくださったと感じたのはいつでしょうか。
御心を行えるように神は道を備えてくださる。
主がリーハイとその家族にラバンから真鍮の版を手に入れるように命じられたとき,この命令を果たすための具体的な指示は与えられませんでした。これは,神から受けるそのほかの戒めや個人的な啓示でもよくあることです。そのことから,主は「難しい」ことをお求めになったと感じる気持ちになるかもしれません(1ニーファイ3:5)。1ニーファイ3:7,15-16に見られる,主の命じられたことに対してニーファイの示した態度で,あなたを鼓舞してくれるのは何でしょうか。何かに対して「行って……行〔う〕」という気持ちを感じるものはありますか。
1ニーファイ1-7章を研究するときに,神がリーハイとその家族の道を備えられた方法を探してみてください。主は,あなたに対してはどのようにされたでしょうか。
箴言3:5-6;1ニーファイ17:3;福音のテーマ「従順」topics.ChurchofJesusChrist.org;ChurchofJesusChrist.orgまたは『福音ライブラリーアプリ』のモルモン書のビデオコレクションも参照してください。
神の業を覚えていることは,主の戒めを守る信仰を与えてくれる。
レーマンとレムエルがつぶやく気持ちになったとき,励ましや諭しを与えてくれるニーファイやリーハイが大抵そばにいました。あなたがつぶやく気持ちになるとき,ニーファイやリーハイの言葉を読むことで貴重な助言や視点が得られます。ニーファイとリーハイはどのようにして家族が神への信仰を築けるように助けましたか(1ニーファイ4:1-3;5:1-8;7:6-21参照)。今度あなたがつぶやいたり反発しそうになったりするとき,彼らの模範から助けとなるどのようなことを学べますか。
家族の聖文研究と家庭の夕べのアイデア
家族とともに聖文を読むとき,家族の必要を満たすために,どのような原則を強調し,話し合えばよいかを御霊の助けによって知ることができます。幾つかのアイデアを紹介します。
1ニーファイ1-7章
1ニーファイ1-7章を通して,リーハイとサライアの家族の中のやり取りに気づくよう,自分の家族を励ますことができます。わたしたちの家族に助けを与えてくれるこれらの関係から何が学べますか。
1ニーファイ2:20
1ニーファイ2:20にある原則は,モルモン書の中で繰り返し述べられています。今年モルモン書をともに研究するに当たり,どのようにしてその原則を家族一人一人の生活に応用できるでしょうか。この聖句にある主の約束を掲げたポスターを家族で作り,家の中に飾ることができるでしょう。そのポスターは,主の戒めを守ったときにどのように主があなたの家族を祝福してこられたか,定期的に話し合うのを思い起こす役割を果たしてくれることでしょう。ポスターにそれらの経験を記すことも考えてみてください。
1ニーファイ2:11-13;3:5-7
あなたの家族は,主の命じられたことに対するレーマンとレムエル,そしてニーファイの反応の違いに気づくことで知恵を得ることができるかもしれません。1ニーファイ2:11-13;3:5-7から,つぶやくことについて何が学べるでしょうか。信仰を働かせるときにどのような祝福がやって来るでしょうか。
1ニーファイ3:19-20;5:10-22;6章
これらの節は,人生の中の大切な出来事や経験の記録を残すようにと家族に霊感を与えてくれるでしょう。ニーファイやリーハイが家族の経験について残した記録と同じような,家族の日記を始めることができるかもしれません。あなたは家族の記録に何を含めるでしょうか。
1ニーファイ7:19-21
これらの節で,ニーファイの模範で印象深かったのはどのようなことでしょうか。家族がお互いに「心から赦〔す〕」ことでどのように祝福されるでしょうか。
子供を教えるためのそのほかのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の今週の概要を参照してください。