アルマ39－42章

「偉大な幸福の計画」

よく祈りながらアルマ39－42章を研究した後，子供たちが学べる活動を計画します。どの年齢層にも適用できる次の活動からアイデアが見つかるかもしれません。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

それぞれの子供に，立って，最近家庭や教会で学んだ福音に関する事柄を発表するように勧めます。

教義を教える：年少の子供たち

アルマ39：1，10－11

わたしは良い模範になることができる。

アルマはコリアントンに，兄弟の良い模範から学び，ほかの人に悪い模範を示さないよう警告しました。

活動案

シブロンとコリアントンは兄弟で，シブロンはコリアントンの良い模範であったことを説明します。次の質問をあなたと一緒に繰り返すよう子供たちに勧めます—「彼はあなたのために良い模範を示さなかったか。」（アルマ39：1）子供たちに，自分にとって良い模範である人について話してもらいます。
子供たちがあなたに従ったり真似をしたりするゲームをする，あるいは「わたしのするとおり」（『子供の歌集』146）などの歌を歌います。子供たちに，順番にリーダーや模範になってもらいます。だれかの良い模範になるにはどうすればよいか尋ねます。
イエスが良いことを行っておられる絵を見せて，イエスは完全な模範であられることを説明します。わたしたちもイエスのように良い模範になれることを説明します。子供たちに，自分が良い模範を示している姿を絵に描いてもらいます。

アルマ39：9，13

天の御父とイエス・キリストは，わたしが間違いを正せるよう助けることがおできになります。

幼い子供たちは悔い改める必要はないものの，あなたがコリアントンについて話すことにより，子供たちは悔い改めの意味を理解し始めることができます。

活動案

コリアントンの罪の詳細に触れずに，コリアントンが間違った選択をしたことを説明します。コリアントンを助けるためにどんなことを話すとよいでしょうか。コリアントンの父親であるアルマが彼に語った言葉を子供たちに読み聞かせます。「悔い改めて自分の罪を捨て……なさい。」（アルマ39：9）「悔い改める」とは，自分を赦してくださるように，また過ちを正せるよう助けていただけるよう天の御父とイエス・キリストにお願いしたうえで，もっと御二方のようになろうと努力することだと子供たちに教えます。
あなたが，何か間違ったことをして後悔している人の話をしている間，一人の子供に重い物を持っていてもらいます。持っている物は，わたしたちが過ちを犯すときに感じる嫌な気持ちに似ていることを子供たちに話します。天の御父とイエス・キリストは重い嫌な気持ちを取り去り，わたしたちが悔い改めるときに過ちを正せるよう助けてくださることを証して，その重い物を子供から取り去ります。「くいあらため」（『リアホナ』2004年10月号）など，悔い改めに関する歌を一緒に歌います。

アルマ40：23

わたしは復活する。

自分と愛する人たちが復活する日を，子供たちが待ち望めるよう助けます。

活動案

あなたがアルマ40：23を声に出して読む間，子供たちが今週の活動ページを使って，この節で教えられていることをイメージできるよう助けます。それぞれの子供に，活動ページを使って，復活とは何かを別の子供に教えるように勧めます。
復活された救い主の絵を見せて，「イエス様，本当に復活したの」または「主はよみがえりぬ」（『子供の歌集』45；『賛美歌』114）など，復活についての歌を子供たちに教えます。時折歌うのを止めて，語句の意味や大切さについて説明します。
知っている人が亡くなったことがあるか子供たちに尋ねます。その人を含めすべての人は，いつかイエス・キリストのおかげで復活することを証します。必要であれば，今週の活動ページを使って，復活するとはどういう意味かを説明します。

「マリヤと復活されたキリスト」Harry Anderson画

教義を教える：年長の子供たち

アルマ39：1，10－11

わたしは良い模範になることができる。

アルマからのコリアントンへの助言は，良い模範に従い，良い模範となることの大切さを子供たちが理解する助けとなります。

活動案

アルマの息子のコリアントンは，福音を宣べ伝えるべきときに深刻な罪を犯したことを説明します。アルマ39：11の後半を子供たちと一緒に読み，コリアントンの罪がゾーラム人にどのような影響を与えたか，子供たちに尋ねます。自分の行いから影響を受ける人がいるか考えられるように彼らを助けます。これらの人々に良い模範を示すには，どうすればよいでしょうか。
一緒にアルマ39：1を読みます。コリアントンの兄弟のシブロンはどのような点で良い模範でしたか。この質問のほかの答えをアルマ38：2－4から見つけるよう子供たちに言います。自分の生活の中の良い模範について話し，子供たちにも同じことをしてもらいます。ビデオ「ゴードン・ヒンクレー—少年時代の教訓」（ChurchofJesusChrist.org）を見せて，年上の少年はどのような点で良い模範であったか子供たちに尋ねます。
懐中電灯または太陽の絵を持ってきて，光を義にかなった模範の力と比較します。懐中電灯や太陽の光が，わたしたちが従うべき道を見えるようにしてくれるのと同様に，義にかなった模範は，天の御父に従うために何をすべきか教えてくれます。あなたに良い模範を示してくれた人の話をしてください。子供たちは，ほかの人の良い模範となるために何ができるでしょうか。イエス・キリストはわたしたちの完全な模範であられることを証します。

アルマ39：9－13

わたしは間違いを犯したら悔い改めることができる。

すべての人と同様に，あなたが教える子供たちも罪や間違いを犯します。子供たちに，「自分の罪を捨て」て悔い改めるよう促すにはどうすればよいでしょうか（アルマ39：9）。

活動案

けがをしたときの経験を子供たちに話してもらいます。けがを治すために何をしましたか。罪は霊を傷つけますが，わたしたちが悔い改めるときに救い主は癒してくださることを説明します。
子供たちに，アルマ39：9の「悔い改めて自分の罪を捨て……なさい」という言葉を見つけるよう言い，子供たちが「悔い改める」，「捨てる」の意味を理解できるよう助けます。イエス・キリストとその贖いを通して悔い改めが可能であることを証します。アルマ39：10－14を一緒に読んで，わたしたちが悔い改め，罪を避けるうえで役立つほかの行いを見つけます。

アルマ40：6－7，11－14，21－23

死後，わたしたちの霊は霊界に行き，復活と裁きまでの間そこにとどまります。

死んだ後にわたしたちはどうなるのだろうと疑問に思うことは自然なことです。アルマの言葉は，子供たちが霊感による答えを見つける助けとなるでしょう。

活動案

別々の紙に，「死」，「霊界」，「復活」，「裁き」と書いて，適当な順番にホワイトボードに貼ります。子供たちがこれらの言葉の意味を理解できるよう助けます。アルマ40：6－7，11－14，21－23を子供たちと一緒に読み，出来事が起こる順番にそれらの言葉をホワイトボードに並べるよう子供たちに言います。
アルマ40：6－7，11－14，21－23に答えがある質問のリストをホワイトボードに書き，それぞれの質問とその答えとなる節を結ぶよう子供たちに勧めます。例えば，「復活したとき，肉体はどのような状態でしょうか」という質問の答えは，アルマ40：23にあります。必要であれば，読みながら，難しい言葉を子供たちに説明します。子供たちに，天の御父の計画に感謝している理由を話すよう勧めます。

家庭で学ぶよう励ます

良い模範を示してくれている家族に感謝の気持ちを伝え，自分が今週良い模範を示す方法を一つ考えるよう勧めます。

レッスンを改善する

感覚に訴えるようにします。「ほとんどの子供たち（そして大人）は，複数の感覚を用いるときに，最も学ぶものです。子供たちが学ぶ際には，彼らの視覚，聴覚，触覚を活かす工夫をしてください。」（「救い主の方法で教える」 25）