Feed Them（『食物をやりなさい』） by Jorge Cocco

3月25－31日

マタイ14－15章；マルコ6－7章；ヨハネ5－6章

「恐れることはない」

マタイ14－15章；マルコ6－7章；ヨハネ5－6章から教える準備をする際，あなたが教える子供たちの生活に関連のあるメッセージを探してください。子供たちがこれらのメッセージを理解するのに役立つものは何だと思いますか。この概要からアイデアを得られることでしょう。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

イエスが水の上を歩かれる絵（『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』から今週の概要を参照）を見せて，その話について知っていることを子供たちに話してもらいます。

教義を教える

年少の子供たち

ヨハネ5：1－9

イエス・キリストは，わたしたちに必要なものを御存じであり，助けてくださいます

イエスがベテスダの池にいた男性を癒された話を読むときに，この物語がイエスの思いやりや愛，そのほかの属性について教えていることを子供たちが理解できるよう，どのように助けられるか考えてください。

活動案

• 「ベテスダで病人を癒すキリスト」（『福音の視覚資料集』42番）の絵を用いて，ヨハネ5：1－9の物語を子供たちに話します。または「安息日に足の不自由な人を癒すイエス」（LDS.org）を見せてもよいでしょう。子供たちに，自分がイエスに癒された人物だと想像してもらいます。イエスが癒してくださったとき，自分ならどう感じるでしょうか。

• 自分にとって難しいことや，悲しくなることを幾つか挙げるよう子供たちに言います。あなたの人生において，つらい試練のさなかに救い主から助けを受けた経験について話します。イエスはわたしたちの問題をすべて御存じであり，助けたいと望んでおられることを証します。

マタイ14：13－21

わたしたちは人に親切にするとき，イエスの模範に従っています

イエスが愛を示された方法の一つは，空腹の弟子たちに食物を与えることでした。子供たちが，イエスがされたように人々に奉仕することを学べるよう，どのように助けられるでしょうか。

活動案

• マタイ14：13－21の物語を話しながら，かごとパンを子供たちに見せます。イエスは一人になることのできる場所を探そうとしたものの，人々はイエスのそばにいることを望んだことについて説明します。物語の続きを子供たちに話し，人々への思いやりと愛を示すために，イエスが何をされたかに注意して聞くよう言います。

• だれかに親切にしてもらったとき，それがどのような方法によるものだったか子供たちに尋ねます。今週，人に親切にするために何ができるでしょうか。子供たちが答える度に，パンまたは魚をホワイトボードに描きます。これらのことを行うときに，イエスが空腹の5,000人に食物を与えたときに示された模範に従っていることを子供たちに話します。

マタイ14：22－33

イエス・キリストを信じる信仰は，恐れを抱かない助けとなります

ペテロはイエスに向かって水の上を歩いたときに，大きな信仰を示しました。この話の中には，子供たちに役立つどのような教訓が含まれているでしょうか。

活動案

• 「水の上を歩かれるイエス」（『福音の視覚資料集』43番）の絵を見せながら，この物語を自分の言葉で話します。今週の活動ページを活用して，子供たちがあなたに話を説明できるよう助けることもできます。小さなボウルに水を入れて，水面を指で「歩く」まねをしてもらってもよいでしょう。

• ビデオ「なぜ疑ったのか」（LDS.org）を見せて，何がペテロに恐れを抱かせたのかに注目してもらいます。自分が恐れを抱いた経験と，何が役立ったかについて子供たちに話してもらいます。イエス・キリストを信じる信仰は恐れを克服する助けとなることを，子供たちが理解できるように助けます。

教義を教える

年長の子供たち

ヨハネ5：17－47

イエス・キリストは，天の御父について教えてくださいます

御父についてのイエスの教えは，子供たちが天の御父について学ぶうえでどのように役立つでしょうか。

活動案

• ヨハネ5章の中で．イエスが天の御父について教える際に使われた言葉を書いた二枚一組のカードを二組作ります。例えば，「愛」「生命」「わざ」（ヨハネ5：20，26，36を参照）などです。カードを裏返して置きます。子供たちに，一度に二枚のカードを表に返して，ペアを作ってもらいます。ペアができる度に，その言葉が含まれている節を読み，その言葉が天の御父について何を教えているか，子供たちに尋ねます。

• 子供たちに，ヨハネ5：30を読み，次の文を完成してもらいます。「わたし自身の考えでするのではなく，……。」キリストは，どのように天の御父の御心を行われましたか。わたしたちは，どのようにして天の御父の御心を行えるでしょうか。

ヨハネ6：5－14

ささやかなささげものが，違いを生みます

イエスが5,000人に食物を与えるために使われたパンと魚を差し出したのは，少年でした。あなたが教える子供たちが主の業に貢献する方法を理解できるよう，どのように助けられるでしょうか。

活動案

• 子供たちで，クラッカーやパンを分け合います。5,000人の群衆がどれほどの人数であったかを，子供たちが想像できるように助けます。それほど大勢の人々を，5つのパンと2匹の魚だけで満たすとはどのようなことでしょうか。

• 一人の子供に，主が5,000人に食物を与えられた話を自分の言葉で伝えてもらいます。わたしたちは，どうすればヨハネ6：9の少年のようになれるでしょうか。パンと魚を紙に描き，主の業を助けるために，自分が主にささげられるものをその上に書くよう子供たちに言います。

• 子供たちに小さなパズルを渡し，完成してもらいます。パズルのピースが一つなくなったらどうなるでしょうか。わたしたちはそれぞれ，パズルのピースに似ていることを説明します。わたしたちは皆，ほかの人々の生活に貢献できる大切な何かを持っているのです。子供たちは，家庭やクラスにおいてどのように貢献できるでしょうか。

イエス，5つのパンと2匹の魚で5,000人を奇跡的に満たされる

マタイ14：22－33

イエス・キリストを信じる信仰は，恐れを抱かない助けとなります

信仰と恐れは，イエスとペテロが海を歩く話の中で重要な役割を担っています。子供たちは，この話から何を学べるでしょうか。

活動案

• 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』から，今週の概要に掲載されている絵を見せます。絵について説明している一節をマタイ14章から見つけるよう子供たちに言います。

• マタイ14：22－33を読みながら，信仰のしるしと恐れのしるしを探すよう子供たちに言います。ビデオ「なぜ疑ったのか」（LDS.org）を見せてもよいでしょう。イエス・キリストを信じる信仰を持つとは，どのような意味でしょうか。恐れを信仰に代えるには，どうすればよいでしょうか。

• イエスとペテロが海の上を歩いたときに，自分もそこにいて，カメラを持っていたと想像してもらいます。どの瞬間をカメラに収めたいですか。それはなぜでしょうか。アイデアを得るために，マタイ14：22－33を調べるよう提案します。選んだ瞬間の絵を描き，それを見せ，なぜその瞬間を選んだか説明してもらいます。

家庭で学ぶよう励ます

子供たちが今週の活動ページを終えたら，それを使って，今日学んだことを家族に教えるよう勧めます。

レッスンを改善する

分かち合うように招きましょう。子供たちに，考えや思い，経験について尋ねます。子供たちは，しばしば簡潔ながらも深い洞察を示すことがあることに気づくでしょう。