「再臨」Harry Anderson画

5月22－28日

ジョセフ・スミス—マタイ1章；マタイ24－25章；マルコ12－13章；ルカ21章

「人の子が……来る」

あなたの教える子供たちはジョセフ・スミス—マタイ1章；マタイ24－25章；マルコ12－13章；ルカ21章から何を学ぶ必要があるか，深く考えてください。本概要に載っている年長の子供向けのアイデアを年少の子供向けにアレンジすることも，あるいはその逆も可能です。

分かち合うよう招く

今週の読書課題に出てくるたとえ話や物語に関連した物や絵を教室に持って行きましょう（10人のおとめを表す油，タラントあるいはやもめのレプタを表す硬貨など）。そのたとえや物語について知っていることを子供たちに分かち合ってもらいます。

教義を教える：年少の子供たち

ジョセフ・スミス—マタイ1：31

イエスが再び来られる前に，福音が全世界に宣べ伝えられる。

イエスの再臨が近いことを示す一つのしるしは，主の福音が世界中で宣べ伝えられていることです。福音を分かち合うことで，子供たちはこの預言の成就を助けることができます。

活動案

• 地図，地球儀，または地球の写真（『福音の視覚資料集』3番参照）を見せ，子供たちに「福音は……全世界に宣べ伝えられる」（ジョセフ・スミス—マタイ1：31）と言ってもらいます。御自分のすべての子供たちが福音を聞くことを神が望んでおられるのはなぜでしょうか。

• 「宣教師になりたいな」や「われらは天の王に」（『子供の歌集』90，94－95）など，福音を分かち合うことに関する歌を一緒に歌いながら，その場で足踏みしてもらいます。

• ビデオ「み旨のまま行かん」（ChurchofJesusChrist.org）を見せます。これを見ながら，ビデオの中に福音を分かち合う方法が幾つ出てくるか，子供たちに数えてもらいます。福音を分かち合う方法として，ほかにどのようなものが考えられるでしょうか。

福音が全世界に宣べ伝えられる。写真／NASAジョンソン宇宙センターの厚意により掲載

マタイ25：14－30

わたしは，神が与えてくださった賜物を使うことができる。

幼い子供たちは，自分の賜物や能力を発見している最中です。それらの賜物や能力は天の御父からもたらされていることを，子供たちが理解できるように助けてください。

活動案

• マタイ25：14－30に書かれているタラントのたとえを紹介するときに使うために，数枚の硬貨を持って来ます。3人の子供に，3人の僕の役をしてもらいます。イエスの時代，タラントはお金の名前でしたが，今日，タレントは賜物や能力を意味する場合もあると説明します。

• 子供たちに，親やきょうだい，教師，友人が，これまでに自分を助けてくれた方法を幾つか挙げてもらいます。彼らは，人に奉仕するのに役立つどのような才能を持っていますか。

• 子供たちに短い手紙を書いて，それぞれの子供に関してあなたが気づいた賜物や能力について伝えます。子供たちに見られる賜物を一人一人に伝えながら，自分の賜物を伸ばし，それを使って人に奉仕するよう励ましてください。

マタイ25：31－46

イエスは，わたしが人々に仕えることを望んでおられる。

わたしたちは周りの人々に仕えることで，天の御父とイエス・キリストに仕えることができます。人々に奉仕できる方法を，子供たちに考えてもらいます。

活動案

• マタイ25：34－46のたとえ話をかいつまんで話します。人に仕えるとイエスに仕えていることになるということを，子供たちに理解してもらいます。

• 一人の子供の写真を掲げます。その写真の後ろに，イエスの絵を隠しておきます。この子に奉仕するために，どのようなことができますか。子供の写真を取り去り，わたしたちが仕え合うとき，イエスに仕えていることを説明します。

• 子供たちに，マタイ25：35－36で救い主が語っておられる方法で人々に奉仕している自分たちの絵を描いてもらいます。ほかの子供たちに，何をしている絵か当ててもらいます。

• 自分や家族にだれかがキリストのような奉仕をしてくれたときのことについて，子供たちに分かち合ってもらいます。

教義を教える：年長の子供たち

ジョセフ・スミス—マタイ1：31

イエスが再び来られる前に，福音が全世界に宣べ伝えられる。

あなたが教える子供たちは，救い主の再臨の前に，福音を全世界に宣べ伝えるのを助けることができます。

活動案

• 子供たちに，キリストの教会の会員であるおかげで自分が受けてきた祝福や，これから受ける祝福にはどのようなものがあるか，分かち合ってもらいます。ジョセフ・スミス—マタイ1：31を一緒に読み，福音が全世界の神の子供たちをどのように祝福することになると思うか，子供たちに尋ねます。

• 世界地図または日本地図を子供たちに見せて，家族や友人が伝道で福音を宣べ伝えた場所を見つけてもらいます。

• 数人の子供に前もって依頼し，家族や先祖がどのようにして福音と出会ったかを発表してもらいます。

• 一人一人の子供に，イエス・キリストについて話したり，教会に誘ったりできる人の名前を書いてもらいます。また，宣教師になるために今できることも挙げてもらいましょう。

マタイ25：1－13

わたしは，イエス・キリストへの自分の改心について責任がある。

10人のおとめのたとえ話は，救い主への改心は人から借りることができないものであると教えています。子供たちが自分の改心に責任を負えるよう，どう助けることができるでしょうか。

活動案

• 一人の子供に前もって準備してもらい，今週，家庭で10人のおとめについてどのようなことを学んだかを発表してもらいます。

• ホワイトボードにランプの絵を描き，そこに「証」と書きます。油のしずくのような形に切った紙を子供たちに1枚ずつ渡し，福音にさらに改心するために行うことを書いてもらいます。そのしずくをランプの周りに貼ります。

• 特別な客を迎えるとしたらどのように準備するか，準備することのリストを作るのを子供たちに手伝ってもらいます。この準備は，救い主の再臨のための霊的な準備と，どこが似ていますか。または，どこが違いますか。

• 5枚の紙に，借りることのできないものを書きます。別の5枚の紙には，借りることのできるものを書きます。紙を混ぜた後，二つの種類に分類してもらいます。マタイ25：1－13を一緒に読みます。イエス・キリストへの改心はほかの人に任せることができません。このことが大切なのは，なぜでしょうか。

マタイ25：14－46

最後の裁きでわたしたちは自分の生涯について主に報告する。

復活の後，わたしたちはどのように主の戒めを守り，主の贖いの犠牲を受け入れたかに基づいて，主から裁きを受けます。タラントのたとえや羊とやぎのたとえは，この最後の裁きについて教えています。

活動案

• クラスの子供たちの半分にマタイ25：14－30を，残りの半分にはマタイ25：31－46を読んでもらいます。各グループに，クラスの前でたとえ話を演じてもらいます。これらのたとえで主はどのようなことを教えておられるでしょうか。

• 子供たちに，二人一組でマタイ25：35－36を読み，イエス・キリストへの愛を示すためにできることを挙げてもらいます。

家庭で学ぶよう励ます

より良い宣教師になる方法を家族に分かち合い，だれに福音を紹介できるか家族と話し合うように勧めます。

教え方を改善する

物語を聞いたり，演じたりする。子供たちは物語が大好きなので，あなたが聖文の話をするときに手伝ってもらう方法を探してください。絵や物を持ってもらったり，物語の絵を描いたり，演じたり，話したりするのを手伝ってもらうことができます。物語の大切な部分や福音の教えを理解できるように，繰り返し話しましょう。