「4月25日-5月1日出エジプト24章;31-34章:『わたし自身が一緒に行くであろう』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:旧約聖書 2022年』(2021年)
「4月25日-5月1日出エジプト24章;31-34章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2022年』
4月25日-5月1日
出エジプト24章;31-34章
「わたし自身が一緒に行くであろう」
モーセがイスラエルの子らを率いて約束の地へ行く準備をしていたとき,主は「わたし自身が一緒に行くであろう」と言われました(出エジプト33:14)。クラスの子供たちを教える準備をしながら,どうすれば主をお招きして「〔あなたと〕一緒に行〔って〕」いただけるかを考えてください。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
子供たちに一人一枚,数字の書かれた紙を無作為に選んでもらいます。その数字の順番どおりに,子供たちに家庭あるいは初等協会で聖文から学んでいることを分かち合ってもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
安息日を尊ぶことは主への愛のしるしである。
主はモーセに,安息日を聖く保つとき,イスラエルの子らは主の民になりたいと望んでいることを主に示すことになると言われました。
活動案
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ホワイトボードにハートを一つ描き,この形が何を意味していると思うかを子供たちに尋ねます。ギュッと抱き締める,奉仕活動をするなど,愛のしるしとなり得る様々なことを子供たちが考えつけるよう助けます。出エジプト31:13を読み聞かせます。安息日を聖く保つとき,それは主に対してわたしたちの愛を示すしるしであることを,子供たちが理解できるよう助けます。
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主への愛を示すためにあなたが安息日に行っていることを幾つか子供たちに話してください。子供たちにも,自分や家族がどのようにして主への愛を示しているかを分かち合ってもらいます。今週の活動ページを利用して,さらに多くのアイデアを分かち合うよう促します。
わたしは生活の中で主を第一にすることができる。
モーセがシナイ山で主と話をしている間に,イスラエルの子らは主の代わりに金の子牛を礼拝することを選びました。この話は,あなたが教えている子供たちに,何かほかのものを主よりも大切にすべきではないことを思い出させてくれます。
活動案
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子供たちと一緒に十戒を簡単に復習し,特に最初の二つの戒めを強調します(出エジプト20:3-6参照)。「十戒」(『旧約聖書物語』)を利用して,出エジプト32:1-8,19-24の話を分かち合います。可能であれば,この話をするのを子供たちに手伝ってもらいます。この話の中で,イスラエルの民がどんな間違いをしたかを,子供たちが理解できるよう助けてください(十戒の最初の二つの戒めを子供たちに思い出してもらうとよいでしょう)。イスラエルの民は,ほんとうはどうすべきだったでしょうか。
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イエス・キリストの絵を見せ,同時に,おもちゃやゲームなど,子供たちが多くの時間を費やすと思われるものの絵も見せます。わたしたちにとって最も大切であるべきものが描かれている絵はどれかを,子供たちに見つけてもらいます。生活の中で,たとえ良いものであろうと,それよりも主を第一にすることで,あなたがどのように祝福を受けているかを子供たちと分かち合います。
主はモーセと顔を合わせて語られた。
モーセが金の子牛を砕いた後,「人がその友と語るように,主はモーセと顔を合わせて語られ」ました。このことを知ることより,子供たちは,主が実在する御方であり自分たちを愛しておられるという信仰を築くことができます。
活動案
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子供たちに,あなたが良い友人と話しているときにどんな気持ちになるかを話し,子供たちにも,どんな気持ちになるかを尋ねます。出エジプト33:11の最初の文を読み聞かせます。子供たちに,預言者モーセがどんな気持ちだったと思うかを尋ねます。あなたが,たとえその御姿を目で見ることはなくても,主を近くに感じたときのことを子供たちに話します。
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「イエス様は友達」(『子供の歌集』37)など,天の御父やイエス・キリストがわたしたちについてどう感じておられるかが表現されている歌を一緒に歌います。救い主が人々に愛を示しておられる絵を見せます(『福音の視覚資料集』36,41-43,46-47参照)。天の御父とイエスについてどう感じているかを分かち合うよう,子供たちを励まします。
教義を教える:年長の子供たち
安息日を尊ぶことは主への愛のしるしである。
安息日を聖く保つことは主への献身のしるしであることに気がつくと,子供たちにとって安息日を聖く保つことがより簡単に,より楽しくなるでしょう。
活動案
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しるしとは何かを理解する助けとなる質問を子供たちに幾つかします。例えば,「どんなしるしによって,あなたは春が来たな,あるいは風邪をひきそうだなと気づきますか。」出エジプト31:13,16-17を読んで,「しるし」という言葉を見つけるように言います。主は,何が主とわたしたちの間のしるしだと言われましたか。なぜこのしるしはそれほど重要なのでしょうか。
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子供たちに順番に,自分が安息日を尊ぶことを選ぶ理由を分かち合ってもらいます。“The Sabbath Is for You”(「安息日はあなたのため」)あるいは“Upon My Holy Day—Honoring the Sabbath”(「わたしの聖日に」)(ChurchofJesusChrist.org)などのビデオが助けになるでしょう。
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子供たちに,主を愛していることを示すために日曜日にできることを,思いつくままに書き出してもらいます。リストの中から幾つか分かち合ってもらいます。リストを家に持ち帰って家族と分かち合い,安息日に何をしたらよいかのアイデアが必要なときにはいつでも参照するよう勧めます。
わたしは生活の中で主を第一にすることができる。
出エジプト32章の話が伝えているメッセージの一つは,十戒の最初の二つの戒め,すなわち,主のほかにどのような人やものも礼拝してはならないという戒めを守ることの重要性です。
活動案
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子供たちに,イスラエルの民が礼拝するためにアロンが金の子牛を造った話について知っていることを,どんなことでも分かち合ってもらいます。助けが必要であれば,出エジプト32:1-8,19-24を読むように言うか,「十戒」(『旧約聖書物語』)を分かち合ってください。イスラエルの民は,なぜ偶像を礼拝してはならなかったのでしょうか。(子供たちに,出エジプト20:3-6にある十戒の最初の二つの戒めを読むように言うとよいでしょう。)
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人々が主の代わりに礼拝してしまいがちなもの,わたしたちの注意を主からそらすものの例を,子供たちに考えてもらいます。次に,救い主に思いを集中して主を礼拝するための助けとなるものの例を分かち合ってもらいます。
わたしは義を守ることができる。
イスラエルの民が金の偶像を作るようアロンに言ったとき,間違ったことであるにもかかわらず,アロンはこれに同意しました(申命9:20参照)。どのようにしたら,ほかの人たちから圧力を受けても義を守るよう子供たちを励ますことができるかを考えてください。
活動案
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各自で,あるいは二人組で出エジプト32:1-5,21-24を読んでもらい,イスラエルの民から金の子牛を造るよう頼まれたとき,アロンはどうすべきだったと思うかを分かち合ってもらいます。アロンはどのように民を助けられたでしょうか。
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間違っていると分かっていることを行うようほかの人から言われるかもしれない状況について子供たちに考えてもらいます。そうした状況でどうすればよいかについて,互いに考えを分かち合ってもらいます。
家庭で学ぶよう励ます
今日耳にした,安息日を聖く保つためのアイデアを,家族と分かち合うよう子供たちに勧めます。