「7月4日-10日 列王下2-7章:『イスラエルに預言者〔が〕ある』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:旧約聖書 2022年』(2021年)
「7月4日-10日 列王下2-7章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2022年』
7月4-10日
列王下2-7章
「イスラエルに預言者〔が〕ある」
この概要にある活動は,あなた自身の創造的なアイデアをひらめかせるためのものです。よく祈りながら研究することで,あなたが教える子供たちの必要を満たすための霊感を受けることができます。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
預言者エリシャについて知っていることを分かち合ってもらうため,子供たちに,エリシャが行ったことの絵を描いてもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
神はわたしの生活の中で奇跡を行うことがおできになる。
預言者エリシャを通じて,主は多くの人たちを奇跡的な方法で祝福されました。子供たちが自分の生活の中で主が行われる奇跡に気づけるよう助けてください。
活動案
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列王下4-5章に記されている奇跡のうち,一つまたは複数を分かち合います(『旧約聖書物語』の「エリヤとエリシャ」および「預言者エリシャ—3つの奇跡」参照)。これらの話の好きなところを子供たちに分かち合ってもらいます。それらの話をもう一度互いに語り合ってもらいます。
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主はわたしたちを助けるために御自分の力を使って大いなることを行われるということを証します。わたしたちはそのようなことを奇跡と呼びます。大きなことか小さなことかにかかわらず,主があなたにどのように愛を示してこられたかを分かち合います。「天のお父様の愛」(『子供の歌集』16)など,神の愛についての歌を一緒に歌います。子供たちに,どのように天の御父が自分を愛してくださっていることが分かるか話してもらいます。
わたしは神が預言者を通じて命じられることを行うという選択ができる。
重い皮膚病を治すための方法を預言者エリシャから告げられたとき,ナアマンはなかなかそれに従うことができませんでした。従順であることによってもたらされる祝福を子供たちが理解できるよう,どのように助けられるか深く考えます。
活動案
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ナアマンの話をします(列王下5:9-14;『旧約聖書物語』の「預言者エリシャ—3つの奇跡」の「第3の奇跡」参照。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要にあるナアマンの絵も参照)。エリシャからヨルダン川で体を洗えば病が治ると言われたにもかかわらず,ナアマンは最初はそうしたくなかったということを強調してください。正しいことを行おうか迷ったときのことについて話し,子供たちが自分の例について考えられるよう助けます。次に,ナアマンが正しい選択をしたときにどのような祝福を受けたかを話します。
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列王下5:13を子供たちに読み聞かせ,ナアマンが預言者エリシャに従う決断ができるようナアマンの僕が助けたことを説明します。友達や家族が預言者に耳を傾けて従うのをどのように助けられるかについて,子供たちが考えられるよう助けます。
主はわたしを見守っておられる。
スリヤの軍隊が自分たちを取り囲んでいるのを見たとき,エリシャの召使いは非常に恐ろしくなりました。しかし,エリシャは主が自分たちとともにおられるので「恐れることはない」と召使いに言いました(列王下6:16)。
活動案
教義を教える:年長の子供たち
神はわたしの生活の中で奇跡を行うことがおできになる。
エリシャはその教導の業の間に多くの人たちを癒し,祝福しました。列王下4-5章に記されている奇跡は,子供たちが生活の中で天の御父の御手に気づくうえでどのような助けとなるでしょうか。
活動案
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子供たちに,聖文から思い出せるだけの奇跡をホワイトボードに書き出してもらいます。次に,時間を取って,列王下4-5章を読んでもらい,リストに追加してもらいます(列王下4:1-7,14-17,32-35,38-41,42-44;5:10-14参照)。これらの奇跡から,天の御父がわたしたちに対してどのように感じておられることが分かりますか。
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奇跡とは何かについて,子供たちに話してもらいます。子供たちに助けが必要なら,『聖句ガイド』の「奇跡」の項を読んでもらうとよいでしょう(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)。イエスが行われた奇跡を幾つか話してもらいます。あなたが自分の生活の中で神の力をどのような形で目にしてきたかについて話してください。平安や,日々の命という賜物,日々の務めにおける助けなど,日々の奇跡を含めるとよいでしょう。子供たちに,自分の生活における大小様々な奇跡について話してもらいます。
わたしは忠実,謙遜,従順であることを選べる。
ナアマンは重い皮膚病を治したいと思っていましたが,エリシャから「ヨルダンへ行って七たび身を洗いなさい」(列王下5:10)という簡単な指示を受けるとは予想していませんでした。この話を使って,イエス・キリストを信じる信仰,謙遜,従順について子供たちにどのように教えられるか考えてください。
活動案
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ホワイトボードに信仰,謙遜,従順と書き,これらの言葉の意味を子供たちに尋ねます(『真理を守る』109-112,78-79,92-93参照)。子供たちに列王下5:9-14を読んでもらいます。ビデオ「ナアマンとエリシャ」(ChurchofJesusChrist.org)の一部を見せるのもよいでしょう。ナアマンはどのように主を信じる信仰,謙遜,従順を示しましたか。これらの特質を持つことはなぜ大切なのでしょうか。
2:3 -
子供たちに,正しいことを選ぶのを友達が助けてくれたときのことについて話してもらいます。また,あなた自身の経験も話します。列王下5:10-13を一緒に読み,ナアマンが預言者に従うのをナアマンの僕がどのように助けたかについて学びます。わたしたちは今日,互いが預言者に従うのを助け合うために何ができるでしょうか。
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子供たちに,活動ページを完成させてもらい,列王下5:1-15のナアマンの話から学んだことを家族や友達と分かち合うよう勧めます。
わたしは独りではない。
あなたが教える子供たちは,エリシャの召使いのように,目の前の困難に立ち向かう方法が分からないと感じることがあるかもしれません。列王下6:8-17の話を使って,主はあなたを独りにしてはおられないので「恐れることはない」と子供たちに教えてください。
活動案
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列王下6:15-17を一緒に読みます。一人の子供にエリシャの召使いを演じてもらい,ほかの子供たちには,スリヤの軍隊が町を取り囲んだときにどう感じたか,神の軍勢を見たときはどんな感じだったかなどと,彼の経験について質問してもらいます。福音に従って生活しようと努力する中で孤独を感じたときのことについて,子供たちと話します。主はどのようにして,わたしたちが独りではないことを知れるように助けてくださるでしょうか。
家庭で学ぶよう励ます
子供たちに,生活の中で神の御手に気づいたときの経験を家族と分かち合うように言います。同じような経験について家族にも話してもらうよう,子供たちに勧めます。