愛する人の介護に追われ，圧倒されています。教会での自分の責任をどうやって果たしていったらよいでしょうか？

介護による日々の重圧は，肉体的，情緒的な疲労をもたらし，家族の福利に影響することがあります。あなた自身の肉体的，情緒的，霊的な健康に配慮する方法を見つけることが大切です。救い主は愛を込めてわたしたちを次のように招いておられます。

「すべて重荷を負うて苦労している者は，わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。

わたしは柔和で心のへりくだった者であるから，わたしのくびきを負うて，わたしに学びなさい。そうすれば，あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。

わたしのくびきは負いやすく，わたしの荷は軽いからである。」（マタイ11：28－30）

祈りながら主の助けを求めれば，生活の中で必要とされる事柄のバランスを取る強さを見いだすことができます。以下に，自分の健康に配慮する方法を見つけるときに考慮すべきヒントを幾つか示します。

• 毎日の祈りと聖文研究。「あなたのすべての行いについて主と相談しなさい。そうすれば，主はあなたのためになる指示を与えてくださる。」（アルマ37：37）聖文研究に個人的に取り組んでください。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の手引きに従って，聖文を研究します。この手引きは，あなたと家族が「教義を学び，信仰を強め，個人の礼拝をさらに意義深いものとする」ために非常に役立ちます（ラッセル・M・ネルソン「開会のあいさつ」『リアホナ』2018年11月号，8）。

• 常に永遠の観点から見る。自分の生活を永遠の観点から見るとき，現世での苦難は一時的なものであることが分かり，そこから強さを得ることができます。預言者ジョセフ・スミスの苦難について主がジョセフに述べられた言葉が示すように，「あなたの逆境とあなたの苦難は，つかの間にすぎ〔ません〕。」（教義と聖約121：7）

• 福音に従って生活する。日々福音に従って生活することによって，聖霊があなたを強め，慰めてくださいます。

• 助けを求める。介護者であることから時折感じる重荷を，分かち合うことが大切です。助けを求めることは，難しいかもしれませんが，自分の健康に配慮するために必要なことの一つです。恐れずに，ミニスタリングブラザーやシスターや地元の指導者に助けを求めてください。あなたは，独りですべてを行うことを期待されてはいません。