「第2課—イエス・キリストの完全な福音の回復:200周年の世界への宣言」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
「イエス・キリストの完全な福音の回復:200周年の世界への宣言」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第2課:回復の宣言
「イエス・キリストの完全な福音の回復:200周年の世界への宣言」
2020年4月5日,ラッセル・M・ネルソン大管長は最初の示現から200周年を記念して「厳粛かつ神聖な宣言」(「彼に聞きなさい」『リアホナ』2020年5月号,90)を読み上げました。この宣言は「イエス・キリストの完全な福音の回復:200周年の世界への宣言」(ChurchofJesusChrist.org)に記録されました。この課は,生徒がイエス・キリストの福音の今なお続く回復が真実であり重要であると感じるのに役立ちます。
個人や出来事を記念するとは,感謝や名誉,敬意を示すことを意味します。これは,その人や出来事を思い出す助けとなる何かを作ることを通して行われることがよくあります。
イエス・キリストの使徒たちの死後,大背教として知られる時代があったことを思い出してください。この時代は,イエス・キリストの福音と神権の権能が地上になかった時代でした。1820年の春,天の御父とイエス・キリストはジョセフ・スミスに御姿を現されたときから,地上への福音の回復を開始されました。
2020年,ジョセフ・スミスの最初の示現から200周年を記念して,大管長会と十二使徒定員会は宣言を書きました。これは,「イエス・キリストの完全な福音の回復:200周年の世界への宣言」と呼ばれています。ラッセル・M・ネルソン大管長はこれについて,次のように述べました。
9:23
「わたしたちは記念碑を建てるべきかどうか考えました。しかし,その比類ない最初の示現の歴史的,国際的影響を考慮したときに,言葉を『石の板』に刻むのではなく,厳粛かつ神聖な宣言という形で,『心の板』に刻み込むことのできる言葉の記念碑を設けるよう強い促しを感じたのです。」(ラッセル・M・ネルソン「彼に聞きなさい」『リアホナ』2020年5月号,90)
神があなたに与えてくださった祝福に気づく一つの方法は,リストを作ることです。回復された内容を表す語句を書き出すとよいでしょう。その後,神が回復された事柄によって,あなたが今享受していたり,将来享受したりしそうな祝福はどのようなものかについて考えてください。
少し時間を取って,これらの回復された祝福が,天の御父とイエス・キリストについて理解するうえでどのように役立つかを深く考えてください。
あなたが特に感謝している回復の要素を一つ選んでください。神から与えられたこの祝福を記念したり,ほかの人に分かち合ったりするために何ができるか考えてください。記念するということは,感謝や名誉,敬意を示すことだということを忘れないでください。
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回復の宣言の一部を暗記してみる。
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回復の一つの要素について,霊的な考えを短く家族に話せるよう書く。
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ソーシャルメディアで回復の祝福に対する感謝の気持ちをシェアする投稿を作成する。
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イエス・キリストの福音の回復について自分の証を書く。次の教会の集会で証をする。