「マスター教義の実践2:理解を深め,霊的な知識を得る」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「マスター教義の実践2」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第30課:教義と聖約18章
マスター教義の実践2
理解を深め,霊的な知識を得る
マスター教義は,生徒がイエス・キリストとその福音の上に生活の礎を築くのに役立ちます。この課では,マスター教義聖句と,それらの聖句が教える教義に精通し,霊的な知識を得るために神の原則を学んで,それを実践する練習を行う機会を生徒に提供します。
学習活動案
マスター教義の復習:理解する
-
「分かる」と「知っている」,「理解している」にはどのような違いがあるでしょうか。
-
理解することなく,何かを分かったり,知ったりすることができるでしょうか。
-
これはマスター教義にどのように当てはまるでしょうか。
あなたが選んだ聖句に含まれているメッセージを心から必要としている人がいると想像してください。しかし,あなたはその聖句の意味を30秒で説明しなければなりません。聖句の内容をよりよく理解するための時間を,数分取ります。
以下に挙げた方法を用いてもよいでしょう:
-
聖句をゆっくりと読む。
-
理解できない言葉や表現を調べる。
-
章の前書きを読んで,聖文の背景について学ぶ。
-
脚注を見る。
-
「福音ライブラリー」にあるリソースを活用する。
霊的な知識を得るための原則を学び,実践する
ジョシーは重大な決断を迫られています。彼女はこの決断が自分の人生に重大な影響を与える可能性があることを理解しており,啓示を通して神の導きを求めたいと思っています。ジョシーは導きを求めて祈りましたが,答えを受け取ったと感じられません。彼女は,自分が正しい方法で啓示を求められているのか不安に思っています。
-
ジョシーは,霊的な知識を得るための原則をどのように活用すれば,啓示を受ける方法を理解するのに役立てられるでしょうか。
永遠の視点から概念や疑問について調べる
『マスター教義に関する基本文書』(2023年)の「霊的な知識を得る」の第8段落を読み,難しい決断をするときに天の御父の導きを招くことに関しての洞察を見つけてください。
-
救いの計画に照らすと,ジョシーは自分の選択についてどのように考えることができるでしょうか。
-
永遠の視点から選択を見ることは,啓示を招くうえでどのような助けとなるでしょうか。
信仰をもって行動する
『マスター教義に関する基本文書』(2023年)の「霊的な知識を得る」の第5段落と第7段落を読み,ジョシーが天の御父からの啓示を求め,受けるのに役立つ真理を見つけてください。
-
ジョシーはなぜ啓示を受けていないと感じるのでしょうか。(第7段落の中で,ジョシーが理解するのに役立つ可能性のある内容に注目してください。)
-
啓示を受けるために,ジョシーはどのように信仰をもって行動すればよいでしょうか。
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
-
啓示を求め,受けて,それに気づく方法をよりよく理解するために,神が定められたどのような情報源をジョシーは研究するとよいでしょうか。
-
啓示を受けることについてほかに学んだり感じたりしたことで,ジョシーに伝えてあげられるのはどのようなことですか。