「教義と聖約20:1-36:イエス・キリストの教会を組織」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「教義と聖約20:1-36」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第35課:教義と聖約20-22章
イエス・キリストの教会を組織
末日聖徒イエス・キリスト教会は,1830年4月6日にニューヨーク州フェイエットにあるピーター・ホイットマー,メアリー・ホイットマー夫妻の家で組織されました。教義と聖約20章は,新たに回復された教会に対する主の望みを明らかにしています。この課では,救い主の教会があることの重要性を生徒に理解してもらいます。
15:54
週末に何をしたか友達と話していて,教会に行ったことを話したと仮定します。すると友達の一人が,「気を悪くしないでほしいんだけど,宗教が組織を作ることの意味が,ぼくには分からない。神を近くに感じるためや,良い人になるために,ほんとうに教会が必要だと君は思っているの」と言うのです。
モルモン書が出版されてから11日後の1830年4月6日,キリストの教会が組織されました。ニューヨーク州フェイエットのピーター・ホイットマー,メアリー・ホイットマー夫妻の家で,組織されたのです。法律上の要件を満たすために,新しい教会の創設時の会員として6人が選ばれました。この瞬間を目撃するために,ほかにもおよそ40人がその場にいました。その後1838年に,主は,今日わたしたちが知る「末日聖徒イエス・キリスト教会」という教会の名称を明らかにされました。
教義と聖約20:1-4を読み,御自身の教会を組織するに当たって主が果たされた役割を調べてください。
学んでいる真理を発表するよう生徒に言います:レッスンの次の項では,学んでいることについて深く考え,意見を発表する機会を設けます。これについてさらに練習するには,「教師養成スキル」訓練にある「福音の会話を切り出したり始めたりできるように,生徒を助ける」という訓練を参照してください。
今日学んだことを活用して,地上に救い主の教会が必要な理由を理解していない人の助けになる答えを作ってください。必要に応じて,以下の質問を参考にしてください:
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末日聖徒イエス・キリスト教会は,他の組織が提供することのできない,どのようなものを提供しなければならないでしょうか。
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救い主の教会は,わたしたちが救い主について学び,救い主のもとに行くためにどのような助けになるでしょうか。
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救い主の教会の会員であることによって,あなたの生活にはどのような祝福がありましたか。