「第64課―教義と聖約49章:男女の間の結婚は神によって定められたものである」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「教義と聖約49章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第64課:教義と聖約49-50章
男女の間の結婚は神によって定められたものである
回復の業が展開し始めると,多くの誤った考えや慣習が見られるようになりました。救い主は誤った考えを愛をもって正し,結婚や家族など,わたしたちの救いに不可欠な教義の要点を明確にされました。この課の目的は,天の御父の計画における結婚と家族の重要性を生徒が理解できるようにすることです。
「簡単にまとめると,地球は家族が存在するために創造されました。」(ラッセル・M・ネルソン「創造」『リアホナ』2000年7月号,103)
聖徒たちがオハイオ州カートランドに定住し始めて間もなく,新しく改宗したばかりのリーマン・コプリーという人物が,以前所属していた宗教団体であるシェーカー派の会員に福音を宣べ伝える宣教師を求めました。シェーカー派の人々は,再臨はすでに起こっており,キリストがアン・リーという名の女性として御姿を現されたと信じていました。シェーカー派の人々は結婚を拒否しており,中には肉を食べることを禁じる者もいました。預言者ジョセフ・スミスは主に明確化を求め,教義と聖約49章を受けました。主はシドニー・リグドン,パーリー・P・プラット,リーマン・コプリーに,シェーカー教徒に啓示を伝え,彼らに真理を宣べ伝えるよう指示されました。
教義と聖約49:15-17を読み,結婚と家族に関するイエス・キリストの教えを見つけてください。
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この聖句に関してどのような疑問がありますか。
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これらの節にある救い主の教えを,どのように要約することができますか。
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ジョセフ・スミスの時代のシェーカー派やそのほかの人々にとって,これらの真理を理解することが大切だったのはなぜでしょうか。
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現代において,人々が結婚を拒む原因となるこの世的な信条にはどのようなものがあるでしょうか。
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天の御父の計画における結婚と家族の神聖さを変えたり,壊したりしようとするサタンの証拠として,どのようなことを見たことがありますか。