「第117課:イスラエルの陣営:わたしの天使たちはあなたがたの前を上って行くであろう」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「イスラエルの陣営」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
1834年5月,イスラエルの陣営はオハイオ州カートランドを出発し,徒歩で800マイル(1,280キロ)を超える行軍を始めました。イスラエルの陣営のメンバーはその道中で多くの困難に直面しましたが,多くの祝福も経験しました。この課は,神に従うことを選べば,神がそばにいてくださり,助けてくださることを生徒が理解するのに役立ちます。
十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老は,イエス・キリストに従う者に求められる道について次のように述べています。
14:18
「愛する兄弟姉妹,キリスト教徒であることは,慰めとなりますが,楽ではないことも多いのです。聖さと幸福への歩みは,今もこれからも,長く,時折岩だらけの道のりなのです。そのような道を歩むには,時間と粘り強さが必要です。しかし,もちろん,この歩みに対する報いは絶大です。」(ジェフリー・R・ホランド「主を待ち望む」『リアホナ』2020年11月号,117)
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この言葉について,どのような考えや感想を抱きましたか。
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今日,イエス・キリストに従う者になるのを難しくするものは何ですか。
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救い主に従うための努力には価値があると思うのはなぜですか。
この課では,イスラエルの陣営がオハイオからミズーリへと向かった行軍について学びます。行軍は長く,困難で,多大な努力が求められました。しかしイスラエルの陣営は,その道中で大きな祝福も受けました。研究しながら,イエス・キリストに従う者でいることが難しいときに助けになる真理を見つけてください。
1834年5月,イスラエルの陣営はミズーリに向かって800マイル(1,280キロ)を超える行軍を始めました。陣営の二つの団が,オハイオ州カートランドとミシガン準州ポンティアックを同時期に出発し,最終的にミズーリで合流しました。後にシオンの陣営として知られるイスラエルの陣営は,男性およそ200人,女性12人,子供10人で構成されていました。彼らの目的は,ミズーリの聖徒たちが不当に奪われた土地に戻るのを助けることでした。
少し時間を取って,わたしたちとともにいて生活の中で助けたいという神の望みについて教えている聖句を一つ以上見つけて研究してください。自分で聖句を選んでも良いですし,以下のリストから幾つか選んでもかまいません。