「第140課—教義と聖約131章:結婚の新しくかつ永遠の聖約」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「教義と聖約131章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第140課:教義と聖約129-132章
結婚の新しくかつ永遠の聖約
男女の間の結婚は,天の御父の子供たちのための計画において不可欠です。預言者ジョセフ・スミスを通して,主は,夫と妻が神権の力によって結び固められ,聖約に忠実であれば,その結婚は死を超えて続くことを明らかにされました。この課は,天の御父の計画における永遠の結婚の大切さを,生徒が理解するのに役立ちます。
十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は,次のように教えています。
「現代の大きな課題の一つは,……結婚のほんとうの意味と目的を理解できるよう人々を助けることです。」(David A. Bednar, “The Divine Pattern of Eternal Marriage,” Ensign, Sept. 2020, 41)
1843年5月,イリノイ州レイマスに滞在中,ジョセフ・スミスはベンジャミン・ジョンソンと妻メリッサに,主の律法に従って二人を結婚させるつもりだと告げました。二人はすでに結婚していたので,ベンジャミンは,メリッサの方から申し込んでくれるのならまた結婚するよと,冗談を言いました。しかし,ジョセフは真剣でした。預言者は彼らに永遠の結婚の教義を教え,その後,二人を永遠に結び固めました。当時ジョセフの筆記者を務めていたウィリアム・クレイトンは,現在教義と聖約131章に収められているジョセフの教えを記録しました(「彼の言葉を聞いて,心に喜びを覚えました」『啓示の背景』279-280参照)。
教義と聖約131:1-4を読み,結婚についての預言者の教えを見つけてください。
「結婚は神にとってなぜ大切なのか」という質問に対する答えを見つけるために,以下の提案から一つ以上を選んでください。学んだ真理を学習帳の答えの一覧に書き加えてください。
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聖文を調べる。教義と聖約49:15-17;132:19を研究します。『聖句ガイド』で「結婚」を調べ,学ぶ必要のあるほかの聖句を見つけてください。
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教会指導者の教えを研究する。「福音ライブラリー」アプリまたは総大会説教のアーカイブの「トピックス」で「結婚」を検索してください。
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家族や信頼できる大人にメールを送り,「結婚は神にとってなぜ大切なのか」という質問にどう答えるか尋ねる。
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これまで知らなかったどのようなことを学びましたか。
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結婚に関する,神の律法に反する考えが世の中にあることに気づいたとき,これらの教えはどのような助けとなるでしょうか。
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神の視点から結婚を見ると,結婚に対するあなたの気持ちにどのように影響があるでしょうか。
友人と将来の目標について話し合っていると想像してください。あなたが結婚したいと言うと,友人は「なぜ結婚が大切なの」と尋ねます。