「第139課-教義と聖約130章:救い主の福音を教える」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「教義と聖約130章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
第139課:教義と聖約129-132章
救い主の福音を教える
福音は,大規模な集会でも近しい人たちとの小さな集まりでも,効果的に教えることができます。救い主は御自身の務めの間に両方の手法を用いられました。それはジョセフ・スミスも同じです。教義と聖約130章には,イリノイ州レイマスに住む少数の聖徒たちに対する預言者の教えが幾つか含まれています。この課の目的は,生徒がイエス・キリストの教義の基本要素を教える練習をするのを助けることです。
「愛する兄弟姉妹,
あなたはイエス・キリストの福音を教えるという,何とすばらしい機会を授かっていることでしょうか。教える召しを具体的に受けているかどうかにかかわらず,あなたは確かに教師です。偉大な教師であられたイエス・キリストの弟子として,あなたには,家庭や教会で,人々に仕えるとき,友人たちの中で,どこへ行っても主の光を分かち合う機会があります。福音を教えることは,神聖な務めです。これは主の業に不可欠な部分であり,主の方法で行うときに最もよく効果を発揮します。」(『救い主の方法で教える—家庭と教会で教えるすべての人のために』1)
1843年4月2日,預言者ジョセフ・スミスは,ノーブーから35キロほど離れたイリノイ州レイマスで聖徒たちと集会を持ちました。ジョセフは,神会についての詳細,この世で知識を得ることの大切さ,神の祝福を受ける方法など,様々な福音の真理を教えました。預言者の教えは教義と聖約130章に記録されています。
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天の御父とイエス・キリストについて学んだ事柄で,あなたの今の状況で助けとなるのはどのようなことですか。
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救い主の福音を教えることについて,今日何を学びましたか。
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イエス・キリストの福音を教える機会を捉えることは,あなたの現在と将来にどのような恩恵をもたらすでしょうか。