「第143課-教義と聖約133:1-40:救い主にまみえるために備える」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「教義と聖約133:1-40」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第143課:教義と聖約133-134章
救い主にまみえるために備える
1831年11月,教会指導者たちは福音の伝道とイスラエルの集合についてさらに知ることを望みました。教義と聖約133章の啓示には,救い主の再臨に先立つ出来事と,主の聖徒たちがそれらの出来事に備える方法が述べられています。この課は,生徒がイエス・キリストの再臨に備えられるように助けます。
1831年11月,教会指導者の多くは福音の伝道とイスラエルの集合についてさらに知りたいと思いました。イエス・キリストは,このような心からの望みにこたえてこの啓示を与えられました。現在この啓示は教義と聖約133章に含まれていますが,当初は『戒めの書』の付録として出版されました。「主のはしがき」として元々知られていた第1章から2日後に授けられたものです。
教義と聖約133:1-4,10-11を読み,再び地上においでになることについて救い主が明らかにされた事柄を見つけてください。
教義と聖約133:5-16,36-40,62を読み,救い主の再臨に備える助けとなる言葉や表現を見つけてください。
大管長会のダリン・H・オークス管長は,再臨の正確な時期を知っていたら今日何をするかをよく考えるよう勧めています。
「もし主が明日来られるとしたらどうでしょうか。早すぎる死や予期せぬ主の来臨によって,明日主にお会いすることが分かったなら,わたしたちは今日何をするでしょうか。何を告白するでしょうか。どのような習慣を絶ち,どのような問題を解決し,どのような赦しの手を差し伸べるでしょうか。また,どのような証をするでしょうか。
主の来臨のときにそうするのであれば,なぜ今しないのでしょう。得られるときに平安を求めないのはなぜでしょうか。」(ダリン・H・オークス「再臨への備え」『リアホナ』2004年5月号,8-9)
オークス管長の勧めと今日研究したことから,救い主にお会いする備えをさらによく行えるよう,促しを感じた事柄を学習帳に書いてください。その後,次の質問に答えてください。
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御霊の促しに従おうとするときに妨げとなるものは何でしょうか。
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直面する妨げに対処するうえで,どのような行動が助けになるでしょうか。あなたはどのように救い主に頼るのでしょうか。
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救い主の再臨に今備えることの利点について,あなたは今日どのようなことを感じましたか。