セミナリー
第153課—教義と聖約138章,第2部:主の定められたときに出て行く準備をした


「第153課—教義と聖約138章,第2部:主の定められたときに出て行く準備をした」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)

「教義と聖約138章,第2部」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』

第153課:教義と聖約137-138章

教義と聖約138章,第2部

主の定められたときに出て行く準備をした

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神殿

霊界にまつわる示現の一部として,ジョセフ・F・スミス大管長は天の御父の高潔で偉大な霊を数多く見ました。忠実に主の業を行った古代の預言者たちを見ました。また,末日に生まれるよう主が取っておかれた人々も見ました。取っておかれたのは,神殿を建てて死者のための儀式を行うためです。そうした儀式は,神殿・家族歴史活動を通して可能になります。この課は,生徒が神殿・家族歴史活動に携わる意欲を高めるのに役立ちます。

学習活動案

わたしの重要な業

次の質問は,天の御父がわたしたちに用意してくださっている重要な業について生徒が考える助けとなります。このことについて考えて答えを書き留める時間を取った後,協力してくれる生徒に自分の答えを発表してもらうとよいでしょう。

  • わたしが人生で行ってきた最も重要なことは,○○や○○です。

  • わたしが人生で行うかもしれない最も重要なことは,○○や○○です。

  • 天の御父は○○を行うために,今の時代にわたしを地上に送られました。

天の御父とイエス・キリストが自分に成し遂げるよう望んでおられる重要なことを知るために,個人の啓示を求めるよう招きます。さらに詳しく学ぶために,家庭で祝福師の祝福を研究してもらってもよいでしょう。

時満ちる時代に出て行くよう取っておかれた選ばれた霊

ジョセフ・F・スミス大管長の霊界の示現(教義と聖約138:11-60参照)から,天の御父の計画について覚えていることを話してもらいます。

教義と聖約138:38-49,53で,ジョセフ・F・スミス大管長は高潔で偉大な霊を数多く見たことを生徒が理解できるように助けます。ジョセフ・F・スミス大管長が示現の中で見た人々を挙げてもらってもよいでしょう。

教義と聖約138:53-56を読み,天の御父が高潔な霊たちに末日に成し遂げるよう用意された業を見つけてください。

  • これらの節で,あなたに当てはまる言葉はどれですか。

  • 天の御父があなたに用意された業について何が分かりましたか。

  • これらの節を,真理の言葉としてどのように要約しますか。

    生徒がこれらの節を要約しながら,以下のような真理を見つけられるよう助けます:天の御父は,御自分の子供たちの救いのために主のぶどう園で働く,選ばれた霊を取っておかれた。

  • 主のぶどう園で働いて,神の子供たちを救うのを手伝うにはどうすればよいでしょうか。

意見が出なければ,54節に注目するよう促すとよいでしょう。死者のために行う神殿の儀式に参加することによって,主のぶどう園で働けることを理解できるように助けます。幕の向こう側にいる人々のために神殿の儀式を行うことは,イスラエルの集合を助ける一つの方法であることを思い出してもらうとよいでしょう。

次の言葉は,教義と聖約138:53-56が自分に当てはまることを理解するのに役立ちます。福音ライブラリーでリンクを作る練習をするために,これらの節と以下の言葉の間にリンクを作成するとよいでしょう。

ラッセル・M・ネルソン大管長は,次のように証しています。

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ラッセル・M・ネルソン大管長

「これまで地球上に暮らしてきたすべての民の中で,わたしたちがこの最後の偉大な集合の業に参加するのです。何とすばらしいことでしょう!

天の御父は,恐らく最も優れたチームと言える,最も高貴な霊たちの多くをこの最後の時のために取っておかれました。この高貴な霊たち,最も優れた選手たち,このヒーローこそが皆さんなのです。」(ラッセル・M・ネルソンとウェンディー・W・ネルソン「シオンのつわもの」〔ワールドワイド・ユース・ディボーショナル,2018年6月3日〕ChurchofJesusChrist.org

以下の質問は,家族歴史と神殿の業に携わることについて,今の気持ちを評価するのに役立ちます。振り返る時間を十分に取った後,協力してくれる生徒に自分の考えや気持ちを話してもらうとよいでしょう。

  • 家族歴史と神殿の業を通してイスラエルの集合を助けられるよう,主があなたを備えておられたことを知って,どのように感じますか。

  • 家族歴史と神殿の業に携わる意欲はどのくらいありますか。なぜそう思いますか。

教義と聖約127-128章,第2部」の課で,生徒は神殿・家族歴史活動に参加するよう勧められました。これまで行ったことと,主がどのように祝福してくださったか話すよう招いてもよいでしょう。

神殿・家族歴史活動を通してイスラエルの集合を助けるために取っておかれた

以下は,生徒が自分の学習に責任を持てるようにする一つの方法です。

神殿・家族歴史活動に携わるよう促すメッセージを作ってもらいます。ちらしやソーシャルメディアの投稿,ビデオメッセージなど,あらゆる形態が考えられます。作成するメッセージの種類を生徒に選択してもらいます。

配付資料「神殿・家族歴史活動を通してイスラエルの集合を助けるために取っておかれた」は,メッセージに織り込む事柄のヒントになります。メッセージを作成する前に,この資料を研究するよう招きます。個別に研究するか少人数のグループで研究するか,生徒が選ぶとよいでしょう。

神殿・家族歴史活動を通してイスラエルの集合を助けるために取っておかれた

  1. 教義と聖約138:57-59を読み,霊界にいる人々がどのように贖われるか見つけてください。

  2. 大管長会のヘンリー・B・アイリング管長の次の言葉を読み,神殿・家族歴史活動に携わる人々について,救い主がどのように感じておられるかを見つけてください。

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ヘンリー・B・アイリング管長

「皆さんが救い主とまみえるときの,救い主のことを考えてください。皆さんは主と向き合って話すのです。主は皆さんと,御父の霊のすべての子供たちのために,罪の代価を払ってくださいました。主はエホバです。エリヤを遣わしてくださいました。完全な愛をお持ちの主は,結び固め,祝福する神権の力を授けてくださいました。そして皆さんを信頼し,生きている間に福音を聞かせてくださったのです。こうして,先祖に福音をもたらすという義務を引き受けるチャンスを与えてくださいました。先祖は皆さんのようには貴重な機会を得られなかったのです。行いと信仰という代価を払って先祖の名前を探し出す人たち,主と先祖をこよなく愛しているため,先祖が最も大いなる神の賜物である永遠の命を家族で得られるよう努めている人たちを,主がどれほど感謝しておられるか想像してみてください。主はわたしたちの先祖に永遠の犠牲を払ってくださいました。先祖が永遠の命という主の贈り物を選べるように,何であろうと代価を払った人々を,主は愛し,感謝なさるでしょう。」(ヘンリー・B・アイリング「結ばれた心『リアホナ』2005年5月号,78-79参照)

  1. 家族歴史と神殿の業に携わることは,イエス・キリストの模範に従ううえでどのような助けとなるでしょうか。

  2. 紹介したい個人的な経験や聖句,教会指導者の言葉はありますか。

家族歴史と神殿の業に携わることに対して約束された祝福によって,生徒の意欲が増すと思われる場合は,ビデオ「家族歴史の約束された祝福」(3:11)と「The Promised Blessings of Temple and Family History Work 2」(4:13)のどちらかまたは両方を見せるとよいでしょう。

また,家族歴史活動を助けるために,主はどのように神殿やテクノロジーを利用しやすくしてくださっているかについても,話し合うとよいでしょう。「その他のリソース」には,これについて教えている言葉があります。

神殿・家族歴史活動に携わる意欲を高める

神殿・家族歴史活動に携わる意欲を高めるのに役立つメッセージを作成して発表する時間を取りましょう。メッセージを家庭で分かち合うよう促しましょう。

以下の質問は,生徒が神殿・家族歴史活動に携わる自分の意欲を振り返るのに役立ちます。答えを学習帳に書くことは,聖霊を招いて聖霊から学ぶ一つの方法です。協力してくれる生徒に,答えをクラスで発表してもらいましょう。

  • 教義と聖約138章の研究で学んだことや感じたことは,神殿・家族歴史活動に携わるあなたの意欲にどのような影響を与えましたか。

  • 神殿・家族歴史活動に携わることが,あなたにとってこれまでで最も重要な業の一つであるのはなぜでしょうか。

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