障がいを持つ生徒へのサポート
「学習の質を高める経験」(ELE)のサポートの目的は,特別な助けが必要な生徒,障がいを持つ生徒,または健康上の問題を抱えている生徒が他の生徒と平等にELEに参加できるようにすることです。教師は,生徒の特別な必要,障がい,または健康上の理由に合わせて適切なサポートを行ってください。以下は,生徒をサポートする際に考慮すべき指針です。
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特別な助けが必要な生徒または障がいを持つ生徒を特定します。生徒一人一人と個人的に話して,その生徒にどんな助けが必要なのかを把握します。注意深く耳を傾け,前向きに考えてください。
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両親および教会指導者と協力して,その生徒の必要に応じた適切なサポートを行う計画を立てます。ELEを生徒の家に送付することも一つの選択肢ですが,両親に負担がかかる可能性があることに配慮してください。できるかぎりのことをして,生徒と両親にとって最も有効な方法を選んでください。
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計画したサポートを実施します。個々のサポート内容は内密にしておくべきです。実行可能なサポートをすべて挙げることは不可能ですが,考えられるサポートの例を以下に挙げます。
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出題方法:その生徒のためにELEの音声版を用意して指示とELEを音声で行うか,または,拡大印刷したELEを用意する。
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解答方法:ELEの回答を口頭で行うことを許可するか,または,回答を口述筆記または録音することを許可する。
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課題を変えたり課題のレベルを下げたりするような便宜を図ることは避けてください。
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一人一人の生徒に対してキリストのような愛を持ち,必要な助けを与えるために便宜を図る際には御霊の促しに従います。
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障がいを持つ生徒への補助に関するその他の一般的な情報は,lds.org/topics/disabilityをご覧ください。