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8:コミュニケーション—嘆願し,耳を傾ける


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コミュニケーション—嘆願し,耳を傾ける

深く考える:これまで自分の職業,ビジネス,または,教育について祈り,天の御父が応えてくださったという経験がありますか。

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「揚力を作り出す」(動画を視聴することができなければ,次のページを読んでください。)

話し合う:ウークトドルフ管長は,わたしたちはどのようにこの世の煩いから自分を引き上げることができると言っていますか。祈りの答えを認識できないときがありますか。耳を傾けることは,祈りの欠かせない要素でしょうか。

読む:教義と聖約8:2;ネルソン長老の引用(右)

話し合う:グループの皆で,次の問いについて話し合ってください。なぜ,耳を傾けることが欠かせないスキルなのでしょうか。注意深く耳を傾けることは,仕事の中でどのように役立つでしょうか。

やってみる:耳を傾けるスキルを改善するために以下の活動をしてください。

  • グループの皆で,以下のステップを読み,手短に話し合ってください。

  • グループの中の一人か二人に,自分にとって難しいことや,疑問に思っていることを話してもらいます。ほかの人は以下のステップに従って,耳を傾けてください。

  • ほかの人が熱心に耳を傾けてくれたときにどのように感じたか,話をしてくれた人に尋ねます。

communication circle

集中する

  • 話している人の言葉と身振りに心を集中する。

  • さえぎらない。

価値を認める

  • 話している人に注目する。

  • 「はい」「うん」などの相づちを打つ。

  • 話している人に感謝する。

振り返る

  • 「あなたのおっしゃっているのはこういうことですね……」と言う。

  • それから,自分が聞いたことを繰り返す。

質問する

  • 「わたしはちゃんと理解しているでしょうか」と尋ねる。

  • 相手の答えを待ち,耳を傾ける。

決意する:今週以下を行うことを決意してください。課題が達成できたら,チェックを入れてください。

  • 家族に対して,よりよく耳を傾けるステップを実行する。

    • 家族の1人に,自分にとって難しいことや,疑問に思っていることを話してもらう。

    • その話を聞きながら,耳を傾けるステップを実行する。

  • この原則を自分の家族に教える。

  • これまでに学んだ基礎となる原則を続けて実践する。

揚力を作り出す

動画を視聴することができなければ,この台本を読んでください。

ディーター・F・ウークトドルフ管長

ウークトドルフ管長:飛行機が離陸するには,揚力を生み出す必要があります。航空力学では,揚力が起こるのは,飛行機の翼に空気が一方から流れて来る際に,翼の下の空気圧の方が上の空気圧より高くなるときです。この上に引き上げる揚力が,下に引き下げる重力に打ち勝つときに,飛行機は離陸し,空を飛ぶのです。

同様に,わたしたちの霊的な生活にも揚力を生み出すことができます。天に向かって押し上げる力が誘惑や苦悩など,下に引き下げる力に勝っているとき,わたしたちは高く舞い上がり,御霊の領域に入って行くことができます。

揚力を得るのに役立つ福音の原則は数多くありますが,特に一つの原則に注目したいと思います。

〔それは,祈りです!〕

祈りは,揚力をもたらす福音の原則の一つです。祈りの力によって,わたしたちはこの世の煩いから引き上げられます。〔祈りによって〕絶望や暗闇の雲を抜けて,明るく澄み渡った天の地平線へと招き入れられるのです。

天の御父の子供であるわたしたちが得ている最も大いなる祝福であり特権であり機会でもある事柄は,天の御父と話し合えるということです。わたしたちは天の御父に日常の経験や試練や祝福について話すことができます。わたしたちは耳を傾け,聖霊からもたらされる日の栄えの導きを〔いつでも,どこでも〕受けることができます。

(ディーター・F・ウークトドルフ,「祈りと青い天の地平線」『リアホナ』2009年6月号,3-4;かっこ内の言葉は,2014年3月のインタビュー時にウークトドルフ管長によって付け加えられました。)