セミナリー
マスター教義:1コリント6:19-20


マスター教義:1コリント6:19-20

自分のからだは,聖霊の宮である

Two youth walk across a bridge. It is fall. The boys seem to be in conversation. The bridge goes over a lake. In the distance you can see fields and playground equipment.

1コリント6章の学習では,性的な清さに関する主の基準と肉体の重要性について学びました。この課は,1コリント6:19-20の聖句の場所と重要語句を暗記し,教義を説明し,霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用する機会を設けることで,これらの教えの習熟度を高めるのに役立ちます。

愛をもって真理を教える。救い主がされたように福音を教えるよう努めてください。真理を明確に,かつ常に愛の心をもって教えてください。愛をもって教えることは,幾つかの福音の原則に悩んでいる生徒や,大切な人が福音に沿って生きていない生徒が,真理を学び,それに生きる動機を得るのに役立ちます(「教えることに関する二つの側面 チャド・H・ウェッブ兄弟からのメッセージ ,si.ChurchofJesusChrist.org参照)。

生徒の準備:この課の練習用のシナリオを生徒に紹介し,その状況にどのように対応するかを考えてもらいます。

学習活動案

このマスター教義聖句のレッスンは,「1コリント6章」を学んだ後で学習するようになっています。つまりここは,マスター教義聖句 1コリント6:19-20 の背景を学ぶ課なのです。このマスター教義聖句の課を別の週に移動する必要がある場合は,その週のうちに背景の課も教えるようにしてください。

説明と暗記

クラスや定員会のディスカッションに参加していることを想像してみてください。若いクラスメートが教師に「純潔の律法とはいったい何ですか」と尋ねると,教師は,あなたを含むほかの生徒に答えるよう求めます。

1コリント6:19-20 のマスター教義聖句で教えられた真理を用いて,そのクラスメートが性的な清さに関する主の標準または純潔について,さらにそれがなぜ重要であるかを理解するのに役立つことを分かち合う計画を立ててください。

  • 1コリント6:19-20 に記録されている教えを用いて,性的な清さに関する主の標準とそれがなぜ重要なのかを,あなたならどのように説明しますか。

生徒の回答によく耳を傾け,理解度を評価してください。必要に応じて,1コリント6章の課の聖句と原則を復習します。

生徒がマスター教義聖句 1コリント6:19-20 の場所と重要語句を暗記する機会を設けます。例えば,次のような方法で行うとよいでしょう:

マスター教義聖句 1コリント6:19-20 の場所と重要語句「自分のからだは,……聖霊の宮であ〔る〕」を暗記する一助として,この聖句と教えられている教義を表す画像やインターネット・ミーム,写真のコラージュを作成してもよいかもしれません。作成する視覚資料は記憶に残るものでなければなりませんが,敬虔で,聖句とそれが教える教義を尊重したものでなければなりません。1コリント6章の課の活動で描いた,神殿の横に立っている人物の絵を使用してもよいでしょう。 1コリント6:19-20 の聖句の場所と重要語句を,必ずその絵のそばに書くようにしてください。

作成または選択した視覚資料を見ながら,しっかり記憶したと感じるまで,聖句の場所と重要語句を心の中で繰り返します。

応用の実践

霊的な知識を得るための原則を生徒が復習するのを助けてください。例えば,次のような方法で行うとよいでしょう:または,3人の生徒に,これらの原則を簡単にまとめ,クラスメートに教える準備を事前にしてきてもらってもよいでしょう。

ほかの情報源を参照せずに,霊的な知識を得るための原則について知っていることと覚えていることを,学習帳に簡単に書き留めてください。書き終えたら,『マスター教義に関する基本文書』(2022年)を 参照して,知識を確認し,欠けている重要な情報があれば,書き加えてください。

以下の状況について深く考えてください。次に,霊的な知識を得るための原則と, 1コリント6:19-20 で教えられている「わたしたちのからだは神の宮であり,そこに霊が宿ることができる」という教義を用いて,以下の質問に答えてください。あるいは,あなたやあなたの地域の若者にとってより身近に感じられる別のシナリオを作成してもよいでしょう。

「わたしたちのからだは神の宮であり,そこに霊が宿ることができる」という永遠の原則は,純潔以外の状況にも応用できます。以下のシナリオを,生徒にとってもっとも身近に感じられる内容に変えてもよいでしょう:

ある10代の少年は,純潔に関する主の標準を知りながら成長してきましたが,しばらく真剣に付き合ってきたガールフレンドに,性的関係を通して自分の気持ちを表したいと感じています。彼には結婚前に性的関係を持った家族や友人がいて,みんな幸せそうです。

永遠の視点から概念や疑問について調べる十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は,「純潔の永遠にわたる重要性は,天の御父が御父の子供たちのために立てられた幸福の計画という広い視野に立って初めて理解することができます」と強調しています(「わたしたちは純潔を信じる『リアホナ』2013年5月号,41 )。

  • このような状況にある人に理解し,深く考えてほしいと思う,天の御父の救いの計画の具体的なポイントはどのようなものでしょうか。

  • 1コリント6:19-20 の真理は,純潔の律法に対する見方と,あなたと神との関係にどのような影響を与えるでしょうか。

神が定められた情報源を通してさらに理解を深める神が定められた以下の情報源から一つ以上選び,選択したシナリオに応用でき,役に立つ真理を探してください。

以下の質問に答えてください:

  • そのシナリオで役に立つ,どのような真理を見つけましたか。

信仰をもって行動する

  • この状況において,個人が信仰をもって行動できることとして,ほかにどのようなことがあるでしょうか。

  • 天の御父とイエス・キリストを信頼し,その教えに従う助けとなった御二方との経験には,どのようなものがありますか。

霊的な知識を得るための各原則を,先ほどのシナリオにどのように応用できるかを簡単に説明しましょう。独自のシナリオを考えた場合は,その状況の簡単な概要も含めてください。

前述の質問について深く考え,答える時間を取ってから,使用したシナリオを生徒に発表してもらい,彼らの答えについて話し合ってもらいます。その方法の一つとして,教室の前に椅子を置き,シナリオの登場人物がその椅子に座っていると,生徒に想像してもらいます。生徒に,その人に伝えたいことを一つ考えてもらいましょう。次に,ほかの生徒に,最初の生徒の発言に付け加えたいことはないかと尋ねます。その状況の人を助けるような考えを,数人の生徒に発表してもらいましょう。霊的な知識を得るための3つの原則をすべて使うよう,生徒に促してください。

マスター教義の復習

今後のレッスンで,復習のために以下の活動を行ってください:

生徒が 1コリント6:19-20 を表現するために作成したものを思い出してもらうか,見せてもらいます。この節に関連する重要な聖句を覚えているかどうか,生徒に確認してもらいましょう。必要に応じて,このマスター教義聖句の場所と重要語句を暗唱する練習をします。