トランスジェンダー
性別移行について教会はどのような立場を取っていますか


「性別移行について教会はどのような立場を取っていますか」『トランスジェンダー:自分について理解する』

「性別移行について教会はどのような立場を取っていますか」『トランスジェンダー:自分について理解する』

性別移行について教会はどのような立場を取っていますか

「出生時の生物学的性別と自認している性別が一致しないと感じる人……は,しばしば複雑な試練に直面します。本人,およびその家族と友人には,細やかな心遣いと優しさ,思いやり,キリストのような愛をもって接するべきです。……

外科的,医療的,社会的に,出生時の生物学的性別と異なる性別への移行を行おうとしていないふさわしい個人は,教会員としての特権をすべて享受することができます。

教会指導者は,外科的,医療的,社会的に,出生時の生物学的性別からの移行を行わないように勧告しています。(社会的性別移行とは,自分が出生時の生物学的性別と異なる性別であることを意識的に認識し,表明することを意味しており,服装,身だしなみ,名前,代名詞を変えることが含まれる場合があります。)指導者は,そうした行動を取ると,教会会員資格に何らかの制限を設けることになると忠告しています。これには,神権を受けて行使することや,神殿推薦状を受けて参入すること,一部の教会の召しを果たすことへの制限が含まれます。……

出生時の生物学的性別から異なる性別に移行し,その後元の性別に戻っている会員は,ふさわしくて,神の戒めを守る決意があれば,教会員としての特権をすべて享受することができます。

状況は人によって大きく異なり,時間とともに変化することもあります。出生時の生物学的性別と自認している性別が一致しないと感じる会員,トランスジェンダーを自認する会員,およびそのような状況に直面している未成年者の親や保護者は,ビショップに助言を求めるように勧められています。ビショップはステーク会長と協議して,思いやりとキリストのような愛をもって個々の状況に対応します。また,ステーク会長と伝道部会長は,地域会長会に助言を求めます。」(『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』38.6.23