聖文
教義と聖約119


第119章

千八百三十八ねんがつよう,ミズーリしゅうファーウェストにおいて,げんしゃジョセフ・スミスをとおしてあたえられたけい。これは,「おお,しゅよ,あなたはじゅうぶんいちとして,あなたのたみざいさんのうちのどれほどをおもとめになるか,あなたのしもべにおしめしください」というげんしゃねがいにおうじてあたえられたものである。このけいくだされるぜんには,こんにちかいされているようなじゅうぶんいちりっぽうきょうかいあたえられていなかった。ぜんじゅついのりとぜんけいだい六十四しょう二十三せつだい八十五しょうせつだい九十七しょう十一せつ)のなかの「じゅうぶんいち」ということは,十ぶんの一をするだけでなく,きょうかいきんへのゆうによるすべてのささげものをもしていた。しゅぜんざいさんほうけんかんにんしょくりっぽうきょうかいあたえられ,かいいんたち(おもにどうてきたちにあるちょうろうたち)は,せいやくによってそのりっぽうはいっていた。そのせいやくえいえんのもののはずであった。しかし,おおくのものがそのせいやくまもらなかったために,しゅいちそれをげて,わりにぜんきょうかいじゅうぶんいちりっぽうあたえられた。そこでげんしゃは,しんせいもくてきのためにかれらのざいさんのうちのどれほどをもとめられるかしゅたずねた。そのこたえがこのけいである。

1-5せいたちはかれらのじょうざいさんおさめ,そののちじゅうぶんいちとして,まいとしかれらのえきの十ぶんの一をさなければならない。6-7このようなおこないはシオンのきよめる。

1 まことに,しゅはこのようにう。わたしは,かれらのじょうざいさんをすべてシオンにおけるわたしのきょうかいのビショップのにゆだねることをもとめる。

2 それは,わたしのいえてるため,シオンのもといえるため,しんけんのため,またわたしのきょうかいだいかんちょうかいさいのためである。

3 これがわたしのたみおさめるじゅうぶんいちはじまりとなる。

4 そののち,このようにじゅうぶんいちおさめたものは,まいとしかれらのぜんえきの十ぶんの一をおさめるのである。そして,これはわたしのせいなるしんけんのために,とこしえにかれらにとってのえいぞくてきりっぽうとなる,としゅう。

5 まことに,わたしはあなたがたにう。すなわち,シオンあつまるものみなかれらのじょうざいさんじゅうぶんいちとしておさめ,このりっぽうまもらなければならない。そうでなければ,あなたがたのなかむにふさわしいとみとめられない。

6 また,わたしはあなたがたにう。もしわたしのたみがこのりっぽうまもらずに,これをせいなるものとしてたもたず,またこのりっぽうによってわたしのためにシオンきよめ,それによりわたしのおきてさいけつがそこでまもられて,それがもっとせいなるとなるようにしなければ,よ,まことに,わたしはあなたがたにうが,それはあなたがたにとってシオンのではなくなる。

7 これはシオンのすべてのステークにとっての一つのはんれいである。まことにそのとおりである。アーメン。