1 主がわたしに,ミズーリ州とこの州のわたしの敵が再びわたしを追って来たことを示してくださったので,また彼らは理由もなくわたしを追いかけ,わたしを告発するに当たって,彼らの側にはいささかの正当性も正義もないので,また彼らの主張はすべて真っ黒な偽りの中に基を置いているので,わたしは,自分の身の安全とこの民の安全のために,少しの間,この地を離れることがわたしにとって適切であり賢明であると考えました。わたしは仕事上の関係を持つすべての方々に申し上げたいと思います。わたしは代理人と書記たちに諸事を託しました。彼らはすべての仕事を敏速かつ適切な方法で処理することでしょう。また,彼らは必要に応じて,すなわち事情の許すままに,財産の処分そのほかの方法で,然るべきときにわたしの負債をすべて償却するでしょう。わたしはこの嵐が完全に静まったことが分かれば,再びあなたがたのもとに帰ります。
2 わたしが経験するように定められている数々の危難については,人のねたみと憤りが生涯を通じてわたしの日常のことであったので,それらはわたしにとってほんのささいなことに思われます。ある善い目的のために,あるいは人が悪いと呼びたければ悪い目的のために,わたしが創世の前から任じられていたのでなければ,それはどのような理由のためか不可解に思われます。その目的が善いか悪いか,あなたがたは自ら判断してください。それが善いか悪いか,神はこれらすべてのことを御存じです。しかしそれでも,わたしがいつも泳いでいる水は深いのです。それはすべてわたしにとって第二の天性となっています。そして,わたしはパウロのように艱難を誇りと感じています。わたしの先祖の神は,今日までそれらのすべてからわたしを救い出してくださり,またこれから後もわたしを救い出してくださるからです。まことに,まことに,わたしはわたしのすべての敵に打ち勝つでしょう。主なる神がそう告げられたからです。
3 したがって,聖徒は皆,喜び楽しみ,大いに喜んでください。イスラエルの神は聖徒たちの神であり,虐げる者たちすべての頭に正当な報いを与えられるからです。
4 さらにまた,まことに,主はこのように言われます。「わたしの神殿の仕事と,わたしがあなたがたに定めたすべての仕事を継続して行い,中止しないようにしなさい。あなたがたの熱心さ,あなたがたの根気強さと忍耐,またあなたがたの働きを倍加しなさい。そうすれば,あなたがたは決してその報いを失うことはない,と万軍の主は言う。また,彼らがあなたがたを迫害するとしても,あなたがたより前の預言者たちと義人たちも同じように迫害されたのである。このすべてに対して,天における報いがある。
5 さらにまた,わたしはあなたがたの死者のためのバプテスマについて,あなたがたに一言告げる。
6 まことに,あなたがたの死者について,主はこのように言う。あなたがたのうちのだれでも,あなたがたの死者のためにバプテスマを受けるときは,記録者がいるようにしなさい。そして,彼があなたがたのバプテスマの見証者となり,その耳で聞くようにしなさい。それは,彼が実際に証できるようにするためである,と主は言う。
7 また,あなたがたの記録するすべてのことについて,それが天でも記録されるためであり,あなたがたが地上でつなぐことが何でも天でつながれ,あなたがたが地上で解くことが何でも天で解かれるためである。
8 わたしは神権に関して地上に多くの事柄を回復しようとしている,と万軍の主は言う。
9 さらにまた,すべての記録を整理して,わたしの聖なる神殿の記録保管所に収め,それらが代々覚えられるようにしなさい,と万軍の主は言う。」
10 わたしはすべての聖徒たちに申し上げます。わたしは次の安息日に,死者のためのバプテスマという主題で教壇からお話しすることを切に切に望んでいました。しかし,そうすることはできませんので,時々この件について主の言葉を書き,それを郵便であなたがたに送ります。ほかの多くの事柄についても同様にします。
11 もう時間がありませんので,今はこれでこの手紙を終わります。敵が機をうかがっているからです。救い主が言われたように,この世の君が来ますが,わたしに対しては何の力もありません。
12 まことに,わたしが神にささげる祈りは,あなたがたすべてが救われるようにということです。わたしは主におけるあなたがたの僕,末日聖徒イエス・キリスト教会の預言者および聖見者としてここに署名します。