1 主はわたしに言われた。「わたしの愛するヨハネよ,あなたは何を望むか。あなたの欲することを求めれば,授けられるであろう。」
2 そこで,わたしは主に申し上げた。「主よ,わたしが生き長らえて,人々をあなたのみもとに導くことができるように,死を制する力をお与えください。」
3 すると,主はわたしに言われた。「まことに,まことに,あなたに言う。あなたがこれを望んでいるので,わたしが栄光のうちに来るときまであなたはこの世にとどまり,もろもろの国民,部族,国語の民,民族の前で預言するであろう。」
4 そしてこのために,主はペテロに言われた。「わたしが来るときまで彼がこの世にとどまっていることを,わたしが望んだとしても,それがあなたに何の関係があろうか。彼は人々をわたしのもとに連れて来ることを望んだが,あなたはわたしの王国においてわたしのもとに速やかに来ることを望んでいるからである。
5 わたしはあなたに言う。ペテロよ,これは善い望みであった。しかし,わたしの愛する者はそれ以上のこと,すなわち,彼がこれまで行ってきたことよりもさらに大いなる業を人々の中で行うことを望んだ。
6 まことに,彼はさらに大いなる業を引き受けた。それゆえ,わたしは彼を燃える火のようにし,また仕える天使とする。地上に住んでいる救いを受け継ぐ者のために,彼は仕えるであろう。
7 また,わたしはあなたを,彼とあなたの兄弟ヤコブのために仕えさせよう。そして,わたしはあなたがた三人に,わたしが来るときまでこの力とこの務めの鍵とを授けよう。
8 まことに,わたしはあなたがたに言う。あなたがたは二人とも,望みどおりに与えられるであろう。あなたがたは二人とも,望んだことを喜びとしているからである。」