天の御父はわたしが霊的な賜物をどのように使うことを望んでおられるのでしょうか
霊的な賜物とは,聖霊の力によって与えられる祝福または能力です。天の御父の子供として,わたしたちは皆霊的な賜物を持っています。神はわたしたちが人々に仕え,主の王国を築く助け手となるために賜物をお与えになります。主はわたしたちに霊的な賜物を熱心に探し求め,伸ばすように命じられました。
霊的に備える
霊的な賜物に関する以下の聖句とほかの資料を研究するとき,若い男性が自分の持っている賜物を認識し,人々を祝福するためにそれらを使うことができるように助ける方法を探してください。
1コリント12:3-27;モロナイ10:8-18;教義と聖約46:8-29(御霊の賜物)
デビッド・A・ベドナー「観察が鋭い」『リアホナ』2006年12月号,15-20
「霊的な賜物」『真理を守る』193-195
「御霊の賜物」『福音の原則』125-132
ビデオ― 「特別な賜物」, 「心を込めて」
若い男性に指導する機会を与える
定員会会長会の一員(または祭司定員会のビショップ補佐)が,定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし,(聖文と小冊子『神への務め』から)神権の義務について教え,神への務めを成し遂げた経験を分かち合うように励まします。また,福音のレッスンを教えるよう,アドバイザーまたは定員会の会員に依頼します。このための準備として,会長会集会の間に 定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。
学ぶ経験を始める
先週のレッスンを復習し,今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えてください。
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それぞれの若い男性に,先週のレッスンを最もよくまとめた文章を一つ書いてもらい,定員会と分かち合ってもらいます。
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クラスにギフト用の包装がされた箱を持って来ます。その中に「教義と聖約46:8―9」と書かれた紙切れを入れておきます。若い男性に,箱の中身は何か想像するように勧めます。若い男性の一人に,箱を開け,聖句を読んでもらいます。「最善の賜物」とは何でしょうか。それらを受けるために,わたしたちは何をしなければならないでしょうか。若い男性に,レッスン中にこれらの質問について考えるように励まします。
一緒に学ぶ
以下の活動は,定員会の会員が御霊の賜物について学ぶ助けとなるでしょう。御霊の導きに従って,定員会に最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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定員会をグループに分け,それぞれのグループに,この概念に挙げてある聖句の一つを割り当てます。各グループに,自分たちが読む文章の中で述べられている霊的な賜物のリストを作成し,神がわたしたちに霊的な賜物をお与えになる理由を探してもらいます。各グループから一人の若い男性に,自分のグループが見つけたことを発表してもらいます。若い男性はこれらの賜物のどれを持っているでしょうか。(もし若い男性のだれかが祝福師の祝福をすでに受けているのであれば,自分に与えられている霊的な賜物が何かを知るために,後で祝福文を読むように提案します。)彼らはどの賜物を得たいと望んでいるでしょうか。彼らが神権の義務をより効果的に果たすうえで,これらの賜物はどのように彼らの助けとなるでしょうか。
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若い男性に,1コリント12:8-10;モロナイ10:9-16;または教義と聖約46:13-25の中にある霊的な賜物のリストを読み,興味があってもっと知りたいと思う賜物を見つけるように勧めます。彼らが選んだ賜物を研究する時間を与えます。以下のような資料を使うとよいでしょう。『福音の原則』の「御霊の賜物」(125-132ページ),『真理を守る』の「霊的な賜物」(193-195ページ),または『聖句ガイド』。彼らに見つけたことを発表してもらいます。これらの賜物をどのように使えば,神の王国を築く手助けができるでしょうか。
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若い男性に,スポーツチーム(サッカーまたは野球チームなど)の異なるポジションを挙げてもらいます。それぞれの選手はどのようにチームの勝利に貢献するでしょうか。彼らに,パウロが教会を体と比較している,1コリント12:12-21を読んでもらいます。神の王国を築く手助けをするために自らの霊的な賜物をどのように使うかについて,これらのたとえは若い男性に何を教えているでしょうか。定員会の会員の中で,あなたが気づいた霊的な賜物の例を紹介します(例としては,8-10節,またはデビッド・A・ベドナー長老の説教「観察が鋭い」の冒頭にあるリストを参照してください)。「人々に仕え,神の王国を築く助けをするために,定員会が協力して自分たちの賜物を使う方法」というテーマで,定員会会長に話し合いを導いてもらいます。
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若い男性に,『真理を守る』の193-195ページにある霊的な賜物のリストを各自で復習し,自分が伸ばしたいと思う賜物を一つ,あるいは幾つか選ぶように勧めます。彼になぜそれらの賜物を選んだのか説明してもらいます。わたしたちはどのように霊的な賜物を伸ばすことができるでしょうか。若い男性に,教義と聖約46:7-12と『福音の原則』の130-131ページにある「賜物は伸ばすことができる」を調べるように勧めます。彼らに見つけたことを発表してもらいます。どんな人が霊的な賜物を得る資格を持つのかについて,教義と聖約46:9は若い男性に何を教えているでしょうか。
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このアウトラインにあるビデオを見せて,定員会会員一人一人に見られる才能や賜物について考え,分かち合ってもらいます(すべての若い男性の良い特質を分かち合うようにしてください)。 若い男性にマタイ25:14‐30を読んでもらうか,または定員会の一人にタラントのたとえを話してもらいます。 このたとえは神がわたしたちに与えてくださった賜物とどのように関連していますか。 神権者として人に仕え,神権の務めを果たすため,どのように自分の才能を使うことができるでしょうか。 考えを書き留めてもらい,何人かに書いたことを定員会で分かち合ってもらいます。
若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。霊的な賜物に対する理解が深まったでしょうか。何を感じ,どんな印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やすべきでしょうか。
行動するように勧める
司会をしている若い男性が閉会行事を行います。彼は以下を行うことができます。
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若い男性に,今週,彼らが持っている霊的な賜物の一つを使って,知人のだれかを祝福するように勧める。
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霊的な賜物を伸ばすための計画を紹介し,定員会の会員に,自分たちの計画も作るように勧める。