わたしにはどのような受け継ぎと可能性があるでしょうか
わたしたちは天の御父の息子であり,御父の形に創造され,御父のようになる能力を身に付けています。神聖な計画により,わたしたちには神権者として義務を果たすうえで助けとなる特有の賜物と才能が与えられています。わたしたちは自らの受け継ぎを知ることで,人生に目的が与えられ,正しい決定を下しやすくなります。
霊的に備える
以下の聖句と資料をよく祈って研究してください。若い男性と何を分かち合うべきだと感じますか。
詩篇82:6;使徒17:28-29;ヘブル12:9;教義と聖約76:24(わたしたちは神の子供である)
マタイ25:14-30(タラントのたとえ)
ルカ15:4-6,11-32;ヨハネ3:16;教義と聖約18:10-15(人の価値は大いなるものである)
モーセ1:4-22(モーセは自分が神の息子であることを知る)
ドナルド・L・ホールストロム,「神の子です」『リアホナ』2016年5月号,26-28
デール・G・レンランド「末日聖徒は努力し続ける民です」『リアホナ』2015年5月号,56‐58
ディーター・F・ウークトドルフ「4つの称号」『リアホナ』2013年5月号,58-61
「神の子です」『賛美歌』189番
ビデオ―「わたしは神の子」; 「わたしたちの真の姿」
若い男性に指導する機会を与える
定員会会長会の一員が,定員会集会の司会をします。彼は定員会のビジネスについて評議する際に若い男性をリードし,(聖文と小冊子『神への務め』から)神権の義務について教え,アドバイザーまたは定員会の会員に福音のレッスンを教えるように招きます。このための準備として,会長会集会の間に定員会集会アジェンダを記入するとよいでしょう。
学ぶ経験を始める
先週のレッスンを復習し,今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分でアイデアを考えてください。
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二人の若い男性に先週のレッスンで学んだ最も重要なこととそれを自分の生活にどのように応用したか分かち合うよう勧めます。
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ホワイトボードに以下の質問を書きます。「天の御父についてわたしは何を知っているだろうか」「そのことはわたしが何者でどのような人物になれるかについて何を教えているだろうか」「この知識はわたしの思いと行動にどのような影響を与えるだろうか」若い男性に時間を与えてこれらの質問について深く考えさせ,その後ホワイトボードに自分たちの答えを書いてもらいます。
一緒に学ぶ
以下の活動は,定員会の会員が自分たちの神聖な性質と可能性を理解する助けとなるでしょう。御霊の導きに従って,定員会に最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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若い男性が,神のようになるには忍耐と継続が必要であることを理解できるような簡単な活動を考えます。この活動では,幾つかのことを達成できるようにします。例えば,若い男性が目隠しをして繰り返しごみ箱に何かを投げ入れるというようなことでもよいでしょう。この活動は継続して努力することについて何を教えているでしょうか。この過程は天の御父のようになることとどのように関連づけられるでしょうか。若い男性一人一人に,デール・G・レンランド長老の説教「末日聖徒は努力し続ける民です」からこの活動で学んだことを表す文章を探して分かち合ってもらいます。
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若い男性にモーセ1:4-7を調べ,モーセが自分自身について何を学んだか見つけるよう促します。12節を読み,モーセが学んだことに矛盾を生じさせるためにサタンは何を行ったか見つけるよう勧めます。一緒に13-22節を読みましょう。若い男性に,この話から自分自身および天の御父,救い主,サタンについて学んだことを分かち合ってもらいます。若い男性が直面する場面で,この知識が役立つのはどのようなときですか。この話し合いの一部としてビデオ「わたしは神の子」を見てもよいでしょう。
6:31 -
若い男性に,自分が今持っている称号,人生で持つ可能性のある称号を幾つか挙げてもらいます。これらの称号は彼らをどのように表しているでしょうか。若い男性に,一番重要だと思う称号を一つか二つ選んでもらいます。 定員会を4つのグループに分け,ディーター・F・ウークトドルフ管長の説教「4つの称号」から一つの称号を読むように各グループに割り当てます。また,ドナルド・L・ホールストロム長老の説教「神の子です」から抜粋して読んでもよいでしょう。 それぞれのグループに,何を学んだか,それを自分の生活にどのように応用できるかを定員会と分かち合ってもらいます。 この活動の一部として「神の子です」(『賛美歌』,189)を歌ってもよいでしょう。
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定員会の会員にビデオ「わたしたちの真の姿」を見てもらいます(あるいは以下の聖句を読んでもらいます。1ヨハネ3:1-3;教義と聖約84:37-38;88:107;132:20)。彼らにとって意味のある言葉を書き留めるよう勧めてください。彼らに書き留めたことを分かち合い,なぜそれを書いたのか説明してもらいます。このビデオや聖句から自分たちがどのような存在で,どのような者になれるかについて何を学べますか。この知識は彼らが行う選択にどのような影響を与えますか。この話し合いの一部として,ゴードン・B・ヒンクレー大管長の以下の言葉を分かち合うのもよいでしょう。「福音の目的とするところは,わたしたちがより高いレベルまで前進し,向上し,いつの日か神のようになることです。」(「ボールを落とさないように」『聖徒の道』1995年1月号,56)
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若い男性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。何を感じ,どんな印象を抱いたでしょうか。自分たちがどのような存在であり,どのような者になれるのか理解したでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。
行動するように勧める
司会をしている若い男性が閉会行事を行います。彼は以下を行うことができます。
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わたしたちが神の子供であるという証を分かち合い,この証が自分の行動にどのような影響をもたらしたか説明する。
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若い男性に,自分たちに与えられた賜物と才能を活用して天の御父の子供たちを祝福する方法を考えるよう促す。