なぜわたしたちにはモルモン書が必要なのでしょうか
モルモン書はわたしたちの時代のために書かれました。 モルモン書はイエス・キリストを証しています。また,主の完全な福音が載っており,背教によって失われた数々の真理を回復しています。 ジョセフ・スミスは,モルモン書は「わたしたちの宗教のかなめ石である。そして,人はその教えを守ることにより,ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる」と語っています(モルモン書,序文)。
霊的に備える
準備する際,よく祈って以下の聖句や参考資料を研究してください。若い女性がモルモン書についてさらに学ぶために,どんなことが役立つでしょうか。
1ニーファイ13:40;2ニーファイ3:12;信仰箇条1:8(モルモン書は聖書を補い,貴重な真理を回復し,偽りの教義を打ち破る)
2ニーファイ25:23,26;33:10-11(モルモン書の著者たちはイエス・キリストについて証している)
2ニーファイ29:7-11(モルモン書は,神が多くの国々で御自身の子供たちに語られることを示している)
教義と聖約20:8-16(モルモン書には,イエス・キリストの完全な福音が収められている)
トーマス・S・モンソン,「モルモン書の力」,『リアホナ』2017年5月号,86-87
ゲーリー・E・スティーブンソン「モルモン書に目を向け,主に目を向ける」 『リアホナ』2016年11月号,44-47
リグランド・R・カーティス・ジュニア「モルモン書が持つ力」 『リアホナ』2016年11月号,68-71
ケビン・W・ピアソン「命の木のそばにとどまる」『リアホナ』2015年5月号,114-116
「鉄の棒」『賛美歌』176番
経験を分かち合う
毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人的な改宗が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。
教義を導入する
今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。
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全員で,かなめ石のあるアーチを組み立てるか,描きます。(ゲーリー・E・スティーブンソン長老の説教「モルモン書に目を向け.主に目を向ける」参照) 若い女性に,なぜモルモン書がわたしたちの宗教のかなめ石であるのか,その理由をスティーブンソン長老の説教から見つけるよう勧めます。
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若い女性に,モルモン書について友人が抱いている疑問を思い浮かべてもらいます。それらの疑問に対し,彼女たちはどのように答えることができるでしょうか。この活動をクラスの終わりにもう一度行い,彼女たちがどのような答えを付け加えられるか確認するのもよいでしょう。
一緒に学ぶ
以下の活動は,若い女性が,モルモン書の大切さについて学ぶのに役立ちます。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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電池,発電機,風車やソーラー・パネルなど,電力や動力を生み出すものを挙げるように若い女性に勧めます。モルモン書がわたしたちの生活に力をもたらす方法のリストを作るように,若い女性に勧めます。若い女性に,トーマス・S・モンソン大管長の話,「モルモン書の力」から,その挙げたリストに追加できる教訓を探してもらいます。若い女性に,毎日モルモン書を読むという,モンソン大管長のチャレンジをどのように取り入れることができるか,時間をとって深く考えてもらいます。若い女性たちの考えを分かち合ってもらいます。
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若い女性に,リグランド・R・カーティス・ジュニア長老の説教「モルモン書が持つ力」の中から好きな話を選び,短い漫画で説明するよう勧めます。 これらの話の持つ,彼らに霊感を与えるものは何でしょうか。わたしたちの愛する人たちとモルモン書を分かち合うことはなぜ大切なのでしょうか。個々に,もしくはグループで,モルモン書を分かち合う方法について考え,意見を出し合います。彼らが渡すモルモン書に自分たちの証を書くよう,若い女性に勧めます。
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若い女性に,ゲーリー・E・スティーブンソン長老の説教 「モルモン書に目を向け,主に目を向ける」 またはケビン・W・ピアソン長老の説教「命の木のそばにとどまる」を読んで,モルモン書についての洞察とモルモン書が重要な理由を見つけてもらいます。 若い女性に,説教からの引用や好きなモルモン書の聖句を分かち合ってもらってもよいでしょう。モルモン書の証を書き留めて分かち合うよう励ましてもよいでしょう。
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この概要に記されている聖句とモルモン書のタイトルページを調べて,「なぜわたしたちにはモルモン書が必要なのでしょうか」という質問の答えを見つけるように,若い女性に勧めます。モルモン書についてのあなたの証を分かち合ってください。若い女性に,どのようにして自分自身の証を得たかを分かち合うように勧めます。
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モルモン書に,「イエス・キリストについてのもう一つの証」という副題が記されているのはなぜかと若い女性に尋ねます。モルモン書からキリストについて教える聖句,またはキリストを証する聖句を分かち合うように勧めます(1ニーファイ10:4-6;モーサヤ3:5-10;3ニーファイ11:7-11など)。彼女たちの証は,モルモン書によってどのように強められてきたでしょうか。
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若い女性に,これまでに影響を受けた聖句や問題を克服する助けになった聖句を分かち合うように勧めます(あるいは,あなたにとって意義深い聖句を分かち合います)。それらの聖句はなぜ彼女たちにとって大切なのでしょうか。聖文から受けた影響について,彼女たちはどんな経験を分かち合うことができるでしょうか。それらの経験は,モルモン書の大切さについて何を教えているでしょうか。
若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。モルモン書の大切さについて理解できたでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。
学んだことに従って生活する
今日学んだことに従って生活するにはどうすればよいか考えるように,若い女性に勧めます。例えば,以下のことを行うことができるでしょう。
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個人のモルモン書の読書計画を立て,「なぜわたしたちにはモルモン書が必要なのでしょうか」という質問への答えを探す。彼女たちに,見つけた答えを後のレッスンで分かち合ってもらうとよいでしょう。
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『成長するわたし』の中の「徳」の徳質の体験を完了する。
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友人や家族に自分の証を分かち合い,モルモン書を渡す。