どうすれば天の御父を知ることができるでしょうか
わたしたちは天の御父の娘であり,御父はわたしたちを愛し,わたしたちが御自分に近づくよう望んでおられます。わたしたちに祈る機会を与え,わたしたちの祈りを聞き,こたえてくださると約束されました。聖文と末日の預言者の言葉を学び,御父の御心に従うことを通して御父にさらに似た者になろうと努力するときに,わたしたちは御父を知ることができるようになります。
霊的に備える
若い女性が天の御父を知るのに,どのような聖句や資料が役立つでしょうか。
ヨハネ17:3 (天の御父を知ることの大切さ)
1ヨハネ2:3-5;4:7-8;エノス1:1-7;モーサヤ4:9-12;5:13;教義と聖約88:63-65;93:1(わたしたちはどのようにして天の御父を知るようになるか)
C・スコット・グロー「永遠の命とは」『リアホナ』2017年5月号,121-124
D・トッド・クリストファーソン「わたしの愛のうちにいなさい」『リアホナ』2016年11月号,48-51
ロバート・D・ヘイルズ「天の父なる神と御子イエス・キリストを知るように努める」『リアホナ』2009年11月号,29-32
ビデオ―“He Knows Me,” 「祈り」
「お父さまは生きています」『賛美歌』190番,「高きに栄えて」『賛美歌』180番
経験を分かち合う
毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れた時の経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人的な改宗が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。
教義を導入する
今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えましょう。
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「お父さまは生きています」(『賛美歌』190番,または,「高きに栄えて」(『賛美歌』180番)を歌います。天の御父について,またどのようにすれば御父を知ることができるかについてこれらの賛美歌は何を教えているか,若い女性と話し合います。
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ビショップの許可を得て,一人の若い女性の父親を招き,父親であることについてどう感じているか話してもらいます。娘について感じていること,人生で達成してほしい事柄,成功するために助けたいと願っていることなどについて話してもらうとよいでしょう。若い女性に,彼が話したことと,天の御父が自分たちについて感じていることを比べてもらいます。
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ホワイトボードに次の質問を書きます。あなたはどのようなときに,御父を最も近くに感じますか。あなたは何をしていたときに,御父を近くに感じましたか。若い女性に,自分の答えを書かせ,差し支えなければ書いたことを分かち合ってもらいます。
一緒に学ぶ
以下の活動は,若い女性が,天の御父をもっとよく知るためにはどうすればよいかを理解するのに役立ちます。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を1つ,あるいは幾つか複数選んでください。
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若い女性に,C・スコット・グロー長老の説教「永遠の命とは」に教えられている,天の御父を知るための方法を研究するように勧めます。天の御父を近くに感じるうえで助けとなるこれらの提案の一つについて,若い女性が分かち合うことのできる経験は何かあるでしょうか。天の御父をもっとよく知ることはなぜ大切なのでしょうか。
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若い女性に,友人の一人がこう言ったと想像してもらいます。「神はわたしたちすべてを無条件で愛してくださっているから,わたしたちは何をしてもかまわないよね。だって皆救われるんだもの。」友人にどのように答えますか。 若い女性に,D・トッド・クリストファーソン長老の説教,「わたしの愛のうちにいなさい」の抜粋を読み,友人が神の愛について理解するのに役立つ勧告を見つけてもらいます。
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祈り,聖霊,預言者の言葉を表すもの(携帯電話,懐中電灯,地図など)を生徒に見えるように並べます。これらはわたしたちが天の御父をもっとよく知るために,御父が与えてくださったものであることを若い女性に伝えます。これらが何を表しているか,当ててみるように言います。ロバート・D・ヘイルズ長老の説教「天の父なる神と御子イエス・キリストを知るように務める」をクラス全員で読みます。(若い女性に,クラスの前にこの説教を読んでおくように勧めることを検討します。)祈りと,聖霊と,預言者の言葉が,天の御父を知るためにどのように助けになるか教えている言葉を見つけるように,若い女性に勧めます。この説教の中に,天の御父をもっとよく知りたいと思わせてくれた事柄がほかにあったでしょうか。天の御父に対する気持ちを分かち合うように,若い女性に勧めます。
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一人一人の若い女性に次の聖句を一つずつ割り当てます。1ヨハネ2:3-5;4:7-8;エノス1:1-7;モーサヤ4:9-12;5:13;教義と聖約88:63–65;93:1。若い女性にこれらの聖句を研究し,天の御父を知る方法を見つけてもらいます。見つけた内容を分かち合うように,また,これらの方法で天の御父を知ることができた経験について分かち合うように勧めます。
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若い女性に,ヨハネ17:3を読んで,ある人について知ることと,ある人を知ることの違いを説明してもらいます。若い女性に,よく知っている人について考えてもらいます。その人を知るために彼らはどんなことをしてきたでしょうか。ホワイトボードに,生徒たちの答えを書き出します。天の御父を知るために,どのようにこれらの方法を応用することができるでしょうか。クラスの生徒にエノス1:1-7 を読み,天の御父との交わりを改善する方法を探してもらいます。見つけたことについて話し合った後,数分取って天の御父との関係について深く考え,その関係をより良いものとするために何ができるか考えてもらいます。
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ホワイトボードに次のように書きます。「天の御父はわたしたちを愛し,わたしたちが御自分に近づくことを望んでおられる。御父はわたしたちに祈る機会を与えてくださった。」一人の若い女性にこの言葉を音読してもらい,クラス全員に祈りについての経験を分かち合うように勧めます。ビデオ「祈り」を見せます。モンソン大管長の証について,どのようなことが若い女性の心に残ったでしょうか。オガンド姉妹と天の御父との関係について,どんなことに気づいたでしょうか。そのような関係を築くうえで祈りはどんな役割を果たしたでしょうか。若い女性に数分与えて,自分と天の御父との関係と,その関係を改善する方法について思い巡らしてもらいます。
4:11
若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。天の御父をもっとよく知る方法が理解できたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。
学んだことに従って生活する
今日学んだことに従って生活するにはどうすればよいか考えるように,若い女性に勧めます。例えば,以下のことを行うことができます。
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日記に,天の御父との関係を改善するための計画を書き,その計画を実行します。
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「成長するわたし」の中から「個人の価値」の徳質の体験1を完了します。