教育を受けて技能を身につけることはなぜ大切でしょうか
教育は天の御父の計画の重要な一部であり,わたしたちが御父のようになれるように助けてくれます。教育を受けると,理解力と技能が身につき,自立した者となることができます。さらに,教育を受けることによって家族や教会,社会でいっそう貢献することができます。
霊的に備える
若い女性が教育の価値を理解するのを助けるのは,どのような聖句や説教でしょうか。
箴言4:7;2ニーファイ9:29;教義と聖約88:76-80,118;90:15;93:36;130:18-19(知恵と知識を求めるべきである)
箴言31:10-31(徳高い女性は家庭や家族を世話するために知恵と技能を身につける)
ジョセフ・スミス-歴史1:11-17;1ニーファイ11:1-6;教義と聖約138:1-11(知識を求めた聖典の登場人物の例)
メアリー・N・クック「学問を求める─ 皆さんには なすべき業があります」『リアホナ』2012年5月号,120-122
「教育」『若人の強さのために』9-10
経験を分かち合う
毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人的な改心が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。
教義を導入する
今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。
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教義と聖約88:118をクラスで読み,学ぶことが福音の大切な原則である理由について話し合います。
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若い女性に次の状況を想像してもらいます。教会の友人が学校を辞めると言い出したとします。「いつか結婚して夫に養ってもらうから,学校に行く必要はないわ。」若い女性たちは,その友人に教育を受け続けるようにどう説得するでしょうか。自分の考えを紙に書き出してもらいます。紙を集めて,書かれたことを読み,クラスで話し合います。クラスの終わりに,レッスンで学んだ事柄をもとに,さらに考えを書き足す機会を与えます。
一緒に学ぶ
以下の活動は,若い女性が教育を受けることの大切さを理解するうえで役立ちます。御霊の導きに従って,以下の中からクラスに最も適したものを一つ,または幾つか選んでください。
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メアリー・N・クックの話「学問を求める─皆さんには なすべき業があります」を幾つかの部分に分けて若い女性に割り当てます。それぞれが受け持った部分を読んで,自分が大切だと思うことに下線を引いてもらいます(あるいは説教のビデオを見て,大切なことをメモに取ってもよいでしょう)。下線を引いた事柄をクラスで発表し,教育を受けることが将来家族にどのような祝福をもたらすか説明してもらいます。
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『若人の強さのために』の「教育」の項の5つの段落の一つか,「学問を求める─皆さんには なすべき業があります」の最初で述べられているゴードン・B・ヒンクレー大管長とトーマス・S・モンソン大管長の言葉を各自で読むように若い女性に割り当てます。読んだ箇所に書かれたことをクラスの他の生徒に説明し,良い教育を受けるために今努力することがなぜ大切かについて話し合うように勧めます。教育を受けることについて考え,自分の目標を分かち合うよう,若い女性に勧めます。
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クラスを3つのグループに分けます。最初のグループに箴言31:10-31を,2つ目のグループにこの概要に書かれている,知恵と知識を求めるようにと教えている聖句を,3つ目のグループにはこの概要にある,知識を求めた人々の例に関する聖句を読んでもらいます。各グループに,割り当ての聖句から教育を追い求めたり,技能を身につけたりすることの大切について何を学べるか話し合ってもらいます。話し合ったことをクラスの他の生徒に発表するよう,各グループに勧めます。教育を受けることは若い女性の生活の中でどのように役立つでしょうか。よりよい妻,よりよい母親になるうえでどのように役立つでしょうか。
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ビショップの承認を得てワードの数人の姉妹を招待し,教育を受けることが自分や家族にどのような祝福をもたらしたか話してもらいます。彼女たちが神の王国に貢献するうえで教育はどのように役立っているでしょうか?教育を受けることについて疑問に思うことは何でも尋ねるように若い女性に勧めます。
若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。教育を受けることの大切さを理解したでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方がよいでしょうか。
学んだことに従って生活する
今日学んだことに従って生活するにはどうすればよいか考えるように,若い女性に勧めます。例えば,以下のことを行うことができるでしょう。
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『成長するわたし』の次の項目を一つ以上完了する(「個人の価値」の徳質の体験4,「個人の価値」の徳質のプロジェクト5,「知識」の徳質の体験1または5,あるいは徳質のプロジェクト2)。
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自分が学びたいことを書き出し,それを学ぶ計画を立てる。計画を実行したら,経験したことをほかの若い女性に分かち合う。