2022年
わたしは御霊を感じても泣くことがありません。何かが間違っているのでしょうか?
2022年6月号


「わたしは御霊を感じても泣くことがありません。何かが間違っているのでしょうか?」For the Strength of Youth—青少年の強さのために』2022年6月号

そこが知りたい

わたしは御霊を感じても泣くことがありません。何かが間違っているのでしょうか?

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泣くことだけが神の御霊を感じたときの反応ではありません。泣くことは,御霊の現れの最も一般的なしるしでもありません。

ハワード・W・ハンター大管長(1907-1995年)は,かつて次のように言っています。「大きな感動や涙を流す出来事が,御霊の現れと同じように扱われているのではないかと懸念しています。確かに主の御霊は涙を流すような大きな感動をもたらすことがありますが,そのような表面的な現れを御霊の現れと混同してはなりません。」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい—伝道活動のガイド』99で引用)

聖霊への気づき方には様々なものがあります。平安や穏やかな気持ちを覚える場合もあります。澄んだ思いや霊感に満ちた考えを抱く場合もあります。愛や喜び,柔和,忍耐,あるいは善を行いたいという望みのような,前向きな気持ちになることもあります。(教義と聖約6:15,238:211:12-14ガラテヤ5:22-23モロナイ7:13参照)もしこのようなものを経験をしているなら,御霊を感じていると確信してよいでしょう。強い気持ちを感じると涙があふれてくることがありますが,それが御霊に気づく最も確実な方法,または最良の方法であると考えるべきではありません。

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