「救い主の母マリヤについてどのようなことが分かっていますか?」『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』2022年12月号
そこが知りたい
救い主の母マリヤについてどのようなことが分かっていますか?
イエス・キリストの母として選ばれた若い女性マリヤは,ナザレの出身で,ダビデの子孫でした。旧約聖書の預言者たちは,メシヤはダビデの王家の家系を通じておいでになると預言していました(例として,イザヤ11:1参照)。イエスの唯一のこの世の親として,マリヤはその血統をイエスに与えました。
また,天使ガブリエルはマリヤにこう告げました。「恵まれた女よ,おめでとう,主があなたと共におられます。」(ルカ1:28)マリヤが主の恵みを受けたのは,彼女がふさわしく,謙遜で,勇敢で,忠実であったためでした。そしてマリヤは生涯を通じてこれらの特質を示しました。
マリヤは,神から求められたことを謙遜に受け入れました(ルカ1:38参照)。まだ結婚しておらず,妊娠にまつわる事情のために幾らか恥ずかしい思いをする可能性があったにもかかわらず,勇敢に前に進み,神を信頼しました(ルカ1:46-55参照)。マリヤはまた,忠実に神に従いました。イエスを産み,育て,教えました。主が現世での生涯を終えられるとき,マリヤは主とともにいました。主が復活され,天に行かれた後,マリヤは使徒たちとともにいました(使徒1:14参照)。その善良さによって,マリヤはほんとうに厚い恵みを受けたのでした。