あざけられても真理は決して変わることがない

エリック・B・マードック

教会機関誌

たとえ人からからかわれても，あなたは真実のために立ち上がることができます。

イラスト／デビッド・クラッグ

わたしたちは，イエス・キリストや，主の教え，主に従う者たちをあざける人々がますます多くなる時代に生きています。

あざけるとは，ばかにしたり，からかったり，ののしったりすることです。あざけられるのは嫌なものですが，あなたがどのように応じるかによって大きな違いが生まれます。

救い主の模範に従う

救い主はあざけりにどのように応じればよいかについての完全な模範です。主は，御自分を信じない人々のあざけりを堪え忍ばれました。しかし，人々にあざけられても真理は決して変わることがありませんでした。その真理とは，主が神の御子であり，御父の御心を行っておられたということです。イエスは勇気をもって真理を擁護されました。そして主は，あなたも同じことができるように助けてくださいます。

真理を擁護する

あなたがイエス・キリストと主の教会を擁護できる状況にあるときには，そこから逃げないでください。それは後悔につながるでしょう。世の人々が知る必要のある永遠かつ不変の真理で人々を祝福する機会を，あなたは逃すことになるからです。

真理のために立ち上がるのは難しいこともあります。人からあざけられる場合は特にそうです。これは学校や職場で，また友人や家族と一緒にいるときにも起こり得ることです。

イエスはあざけりを受けられました。預言者はあざけりを受け，そしてそのほか多くの人たちが，真理を擁護したためにあざけられてきました。人からあざけられるのは不快かもしれません。それでも真理を擁護するのは常に正しいことです。あざけられても真理は決して変わることがないからです。