2016
宣教師を助ける方法
2016年6月


教会指導者からの答え

宣教師を助ける方法

このお話は2008年4月の総大会での説教を基に書かれました。

祈り

世界中で働く専任宣教師の安全と成功のために祈ることは正しいことです。多くの人は,宣教師が回復のメッセージを受け入れる準備のできた人や家族へ導かれるように祈ります。しかし,宣教師が教える人々を見つけるのは,わたしたちの責任です。宣教師は専任で教える人であり,わたしたちは専任で見つける人です。ですから,生涯を通じての宣教師であるわたしたちは,専任宣教師がわたしたちのなすべき仕事をするように祈るべきではありません。

もしわたしたちがジョセフ・スミスのように,心から祈り,信仰をもって願い求めるなら,そしてただ願いを表すだけでなく,行動する意志をもって祈るなら,福音を宣べ伝える業は格段に前進することでしょう。そのような信仰の祈りには,次のような要素が含まれることでしょう。

  • わたしたちの生活に希望と幸福をもたらす,イエス・キリストの回復された福音の教義と儀式について,天の御父に感謝する

  • 口を開き,家族や友人と福音を分かち合う勇気を願い求める

  • わたしたちの家庭で宣教師から教えを受ける招きに応じてくれる個人や家族を見いだせるように,天の御父に熱心に願い求める

  • 今日一日,また今週一週間,伝道に関する自分たちの務めを果たすことを主に約束し,不安や恐れ,ためらいを克服できるように助けを願い求める。

  • 伝道の機会が訪れたときにそれを逃さない目と耳を持てるように,識別の賜物を願い求める

  • すべきだと知っていることを実行する強さを熱心に願い求める

このような祈りの中で,感謝の気持ちが表され,他の祝福が求められることもあるでしょう。そして,救い主の御名により祈り終えた後は,その祈りに伴う献身的な努力を続けていく必要があるのです。

このような神聖な交わりと献身的な努力という方式は,貧しい人や助けを必要としている人,病人や苦しんでいる人,問題を抱えている家族や友人,教会の集会に出席していない人々のためにささげられる祈りにも当てはまります。

信仰をもって願い求め,行動するときに,祈りは意義深いものになることを証します。福音を宣べ伝えるという,神から与えられた戒めについて,信仰をもって祈るよう皆さんにお勧めします。そうするときに,門が開かれ,与えられる機会に気づいて行動する祝福にあずかれることをお約束します。