毎日神殿にそなえる
わたしが9才のとき,コーラー姉妹というすばらしい初等協会の先生がいました。わたしはとてもはずかしがり屋だったのですが,先生がとてもおだやかだったので,先生と一緒にいるのが大好きでした。ある日先生はわたしたちに1まいの紙をわたしました。わたしたちはみんな,大きくなったらやりたいことを書きました。わたしは,「大学に行って,神殿で結婚する」と書きました。わたしはそれを,クローゼットのドアにテープではり付けました。夜になると,まどから街灯の光が入りました。自分の書いたメモを見ると,自分が神殿に行きたいと思っていることを思い出しました。
そのころ,神殿は世界中に12しかありませんでした。全部の神殿に行きたいと思いました。
両親が旅行の計画を立てるときはいつも,家族を神殿に連れて行ってくれました。アメリカ合衆国のオレゴン州に住んでいたのですが,一番近い神殿は965キロはなれたカナダのアルバータ州にあるカードストン神殿でした。わたしたちの車にはエアコンがなかったので,きょうだい3人で後ろの席にすわり,まどの外にぬれた手ぬぐいをぶら下げて冷たくし,それを首につけて冷やしました。
ようやく神殿を見たときは感動しました。そこでどんなことが行われているかはよく分かりませんでしたが,神殿から出て来た両親は,いつも幸せそうでした。神殿が大切であることが分かりました。主の宮であることが分かりました。(写真で,白いシャツを着ているのがわたしです。)
12才になったわたしは,いくつかの神殿でバプテスマを受けました。将来の夫になる人に会ったとき,彼も神殿が大好きであることが分かりました。わたしたちは,ユタ州のマンタイ神殿で結婚しました。
みなさんは毎日神殿にそなえることができます。行けるときに,神殿に行ってください。神殿のかべにふれてください。孫のジャレットは11才のとき,毎週日曜日になると,かれのお父さんと一緒に家族歴史の作業をしました。たくさんの先祖の名前を見つけました。12才になった今,その先祖のために神殿でバプテスマを受けています。
神殿にいるとき,イエスが歩まれた道を歩むことができるのです。神殿は主の宮です。神殿に入って神の愛を感じるそなえができるように,毎日天のお父様に助けをいのり求めてください。